出来なくて当たり前 出来たら男前

青年海外協力隊fiji野球隊員備忘録.小言戯言独り言。

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やさしくなりたい

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5月も始まり日本はGWでしょうか。毎日GWのような日々を過ごしております野球隊員大嶋です。


週一更新のつもりで始めた当ブログも滞り始めております。(写真の量で誤魔化しております)

 

カウンターパートが出張で国を離れて2週間。野球隊員としての活動もぼちぼち。


せっかちで人に合わせるのが億劫な性分な故に“一人での活動”というのも好きに動けるという意味では悪くないななんて思い始めてます。

※せっかちな自分とダラダラしている自分が共存している厄介な人間です。

 

 

オフィスのカギを失くしたり家のカギをなくしたり買ったばかりのサボテンを失くしたりとバタバタしながら楽しくやっております。

 

土曜に首都スバで開催されたマラソン大会に出場しました。

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10時から活動があるという状況でも「2時間走るくらいなら余裕っしょ」という軽い気持ちで、人生で最長となるハーフマラソン(22キロ)に挑戦しました。

 

 

https://www.instagram.com/p/BiJsV2OhR9NoX_J4nNUkMFFry1pSXKvxikfnik0/

人生初マラソン。ハーフだったのに脚の痛みに負けて2時間2分。捻挫しながらも婚約パーティーにも出てきました‼︎

ゼッケンも間違えられる相変わらずずさんな対応。
名前のシールを剥がして自分の名前を書いて当日を迎えたら、他人の名前だと思っていたものがスポンサーの名前だったようで自分だけ名前をさらして走ってバカみたいでした(笑)
おかげで沿道から名前を呼んで応援してもらえたけど…


10㎞以上走るのが初めてで「2時間も走ってる間暇だろうから」と考え事のタイトルを4つほど決めて、色々考え事しながら走ったら暇つぶしになるし疲れも感じないで一石二鳥ぐらいに思って走り出した6AM

※どうでもいいことをダラダラと考えることが好き。

 

先頭から6番目で折り返した10キロ地点。
「今日の練習(活動)はどんなメニューにするんだっけ」なんて考えていたら突然現れる右足の違和感。


徐々に増していくそれは次第に痛みとなり文字通り足を引っ張る形に…

痛みに負けて歩いては休み、走っては歩き

結果2時間2分(だったらしい)


後から来た人間に抜かれる悔しさ
最後まで走り切れなかった遣る瀬無さ
周りに心配までされてしまう不甲斐なさ

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足の痛みの正体は捻挫でした。

靭帯が損傷しているとか

 

活動外でケガをしてしまう情けなさ

 

グラウンドで足を引き摺るコーチを見て子ども達は

突っついたり笑ったり心配したり

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「どうしたの」と聞かれるたびに「今朝のマラソンに参加して…」と説明するのだけど

 

フィジアンの子どもたちは「マラソン」を知らないようで

 

何度説明しても「なんでそんな疲れることするの?」って

 

to much dance last night」ってことにしました。

子どもたちもやっと納得(なんでやねん)

 

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そんなわけで暫くはテーピングの巻かれた足を引き摺っているわけですが

だからと言って何もできなくなるのは嫌

全然知らん人の婚約パーティーにも行くし先輩の同僚と酒も飲みにも行く

 

 

ラソンの翌日に同居人と映画を観に行った時のこと(アベンジャーズ


「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」本予告

一緒に歩いてる同居人の歩行速度が不思議なほど遅いことに気付いて

 

「あぁこの人は俺のスピードに合わせてくれてるんや」と優しさに触れた瞬間でした。

 

 


普段ゆっくり歩くのが苦手な自分は「誰かに合わせる」ということが苦手。

 

ちょっとした坂道で直ぐ休憩するフィジアンが信じられない


「登り切ってから休めばいいのに」と思いながら追い抜いていた職場の近くの坂道。

 

足を引き摺って手すりに持たれながら歩く今では、休憩してるフィジアンにも抜かれてしまうほど遅い。

 

「健康」がどれほど有難いものなのか、身に染みて感じます。

 

 

 

普段から行動を急かしていた教え子たちにも、手を借り肩を借りている始末。

 

あんなにも「早く早く」とうるさかったコーチが、こんなにも鈍くさくなっているのに彼らは文句ひとつ言わない。(ニヤニヤしながら助けてくれる)

 

これが彼らの優しさなんだろうか。


そうだとしたら自分はとっても優しくない人間かもしれない。

 

 

やさしくなりたい

やさしくなりたい

 

 

先輩隊員が言っていた「彼らが急がないのは心に余裕があるからなのかもね」という言葉。

 

遅いのではなく余裕の現れ。

 

遅いことにいちいちイライラしていた自分。


遅いこと、遅れることを許容できるようになったら彼らのようにもっと優しくなれるのだろうか。

 

せっかくこんな国にいるのだからゆっくりを楽しんでも良いのかもしれない。


NO SWING
NO HIT!!!!!!

ぶっ飛ばす

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Bula! 相変わらず狂ったタイトルですがこんにちは。

 

日本では新年度を迎え新学期に入り新入生や新入社員が入学式や入社式を行い新しい何かが始まっている頃でしょうか。

こちらフィジーは7月が年度末なのでセメスターの終わり始まりのドキドキワクワクはもう少し先になりそうです。

 


かりゆし58「オワリはじまり」

 

前回の更新から3週間も空いてしまったのは何も報告することが無くなってしまったからです。
と打ったあとに振り返ってみると、オリンピックオフィス会議にイースターにサイクロン、同期隊員の訪問、JICA理事長の来フィジーと意外となくもないのですが。

イースター旅行楽しかったな…

https://www.instagram.com/p/BhFmAQ1HSKXQLpRJN9zV5yb6qU4nXAH84k-UB40/

Easterの4連休。リゾートに行って激しく遊んできました。観光地でお金を落とすのも1つの支援のカタチでしょうか。カヌー卓球バレー絵ビリヤード人狼サッカー大富豪#Easter#mangobay#FIJI

 

 

ここで気づくことが、数か月前まであった「小さな気づきを大事にする心」みたいなものを失いかけていたということです。

 

ちょっと前までは何でもないことを拾ってきては「あーだこーだ」と頭をひねっていたのですが、今は心が乾いてきたというかこの生活に慣れてきてしまったようです。

 

協力隊としてフィジーに来てもう直ぐ10ヶ月

時々イベントはあれど生活のパターンは決まってきました。

 

月~土で活動して日曜はゆっくり起きて掃除してバスケ。

人は慣れてしまうもので、そんな自分に気づいたときには謎の深溝にはまっていました。


「俺はなんでフィジーに来て野球を教えてんだ?」

 

自分が本当に求められているのか。
自分のやってきたことはあっているのだろうか。
この先なにをやっていけばいいのだろうか。
彼らは本当に野球をやりたいのだろうか。
なんで国は野球隊員を要請したのだろうか。

 

考えだしたらキリがないですが
どーでも良いことを考えるのが好きなせいで必要以上に考えてしまいました。
考える時間が多いから(暇なのかな)


結局答えは出なかったけど先輩SVがこんな話をしてくれました。

ケントの活動はライフラインから遠いし生活に直結していない。必要かどうかで言ったら必要じゃないかもしれないけど、生活を豊かにしているんだよ。
生活の中に入ってくるモノじゃないけど人生に必要な要素のプラスαとして在るべきもので、それがあることで幸せになる人がいるんじゃないか

 

 

自分の活動で誰かが幸せになっているかは確認のしようがありませんが、一つの答えとして受け止めることが出来ました。

 

 

 

みんな幸せになるために生きている。だから全ての行動は幸せになるためにしている

 

とも言われました。
さすがSV。60年も生きている大先輩の言葉は重みが違う。


そもそも周りに答えを求めてる時点で違う気もするのですが、有難いお話を受けてそんなこんなで自分に折り合いをつけて(無理矢理)活動熱が高まったところで突然の人事。

 

唯一の同僚でありカウンターパートが海外出張で4ヶ月FMS(ミクロネシア)に行くことが決まったのです。
しかも出発の二日前の報告…大好きな同僚

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まじで⁉

 

思わず日本語が出ました。俺の反応に同僚ゲラゲラ笑ってました。何笑っとんねん(笑)

 

昨年も1ヶ月ほど一人で活動している時期がありましたが、4ヶ月はいかついな(笑)

 

no-swing-no-hit.hatenablog.com

 

 

「ボランティアの俺はオイテケボリやないかー」とか
「なんで二人しか働いていないうちの事務所から連れて行くんやー」とか
「4ヶ月は長すぎやろー」とか
「せめてもっと早く知らせろやー」とか

 

言いたいことは山ほどありましたが二日後には出発と決まっていたので、残った仕事の整理と引き継ぎに終われ大したことも言えず昨日旅立ってしまいました。(13日の金曜日だったから心配)

 

彼の今までの功績が評価され選ばれたこと。

自国の指導者が選ばれたことは嬉しいし誇らしいことなのですが、どうしても自分のことばかり考えてしまう。まだまだ子どもです(反省)

 

 


俺はどないすんねん。ネグレクトの親に文句も言えない放置された子どものような心境。

 

ため息交じりに帰宅して同居人に伝えると自分以上に驚いてくれました。
「それはちょっとヒドイね…でも 逆にチャンスじゃん

                         逆にチャンスじゃん
                           チャンスじゃん
                             ンスじゃん
                               じゃん

                                 ん
                               ん?

 

 

 

「何がチャンスやねん!!!!」
と一瞬思ったけど口は勝手に「たしかに」と動いていました。

そうでしたチャンスでした 逆に(笑)

 

 

何の根拠もないけど何とかなる気がしてきました。(徳さんのありがと)

何とかするというか、同僚がいない間の「維持だけでは気が済まない」という謎の闘志がわいてきました。

そんなわけで早速スタンプカードを創ったり野球クイズを作ったりオフィスで一日ジム作業したりと野球隊員らしからぬ活動をしたり…


会長にも「こーゆう状況を悲観的に捉えることはない。協力隊あるあるだ。」と言われ「あるあるなのか。」と謎の安心感を得ました。(あるあるじゃマズいだろ)

 

ということで再び一人の活動が始まりますがやる気に満ちています。

なんとかなる。いやなんとかする。というかぶっ飛ばす(何を?)
これチャンスですから。逆に。


ってことで今日は勢いだけで書いていますが、あるあるの皆様読んでいましたら一緒にぶっ飛ばしていきましょう!(だから何を?)


NO SWING
NO HIT!!!!!

 

つながり

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フィジーに来て8ヶ月。任期の3分の1が終了しました。

 

自分たちより後に来た短期ボランティアが帰国したり、先輩隊員が帰っていく姿を見て、勝手にカウントダウンを始めては焦りを覚える今日この頃です。

 

大学を卒業して1年。
東日本の震災から7年。


高校で最後にするつもりだったのに、まだ野球をしてるとは思わなかったな。
部活に明け暮れていたあの日、グラウンドの地面にはヒビが入りネットは大きく揺れていた。


「スクールバスが走れないから親が迎えに来るまでは帰れない」という理由で世間がパニックになってる中も21時まで練習をしてた。☜アホ

 

 

私の派遣されているフィジーも一昨年、大規模なサイクロンの被害に遇い未だに復興が進んでいない地域もあります。


日本の震災の話をすると「僕たちに出来ることは目の前のことを一生懸命やることだね」と笑顔で言ってくれました。
楽観的な部分もありますが前をむく姿勢は見習いたい。

 

 

母親が遊びに来ました。落書きだらけのボディ陽気なバラード窓の無いバスと遠回りの帰り路8ヶ月目のお気に入り。#FIJI#queensload

 

 

先週日本から母親が遊びに来ました。


とは言え大して遊ぶこともなく活動を見学したりお土産を買ったりでそそくさと帰っていったのですが「自分のことを知ってくれている存在」が居るっていうのは有難い。

 

フィジーの生活を始めて親の有難みを感じ始めたこともあり、息子の顔と生活を観るためだけにわざわざ飛行機を乗り継いで来るって凄いことだ。ありがたやありがたや。

 

お土産を持ってオフィスや配属先、ドミトリーなどを回って「いつも息子がお世話になっています」と言う母と一緒に2日ほど過ごした。

こーゆう機会だから思い出すのか「あの人にも挨拶しなきゃ。あああの人にも」とどんどん出てくる。

 

挨拶に回るたびに、自分は色んな人に支えられてるんだと実感した。

 

 

 

 

配属先の会長も日本から来て頂き一緒に食事をして活動のことや将来のことについて語らいました。

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そして木曜に急遽開かれた記者会見。

 

先日贈呈式を終えた野球道具についてメディアに発信しました。


「世界の笑顔のため」プログラムで頂いた道具と、今年の夏に招待を受けている「世界少年野球大会」への参加についてのプレスリリース. 

 

緊張した。インタビューの最中もまともに喋れてないのがわかるくらい緊張した。


FBC 7PM NEWS 22 03 2018

 

テレビの影響力は大きい。翌日には教え子にからかわれていた。
ニュースや新聞を見てグラウンドに来てくれる子どもも少なくない。


メディアやネットのつながりもバカに出来ない。

 

 

我々の活動に興味を示して、日本から「支援をしたい」と言ってくださる方、台湾から「道具送るよ」と言ってくれた女子選手。


「協力隊に応募しようと思っている。」と自分の背中を追いかけてくれる後輩。
「フィジーで野球を教えたい。フィジーの為に出来ることはないか」とメッセージをくださる方。

 

JICAのプログラムで届けてもらった道具もそう。

 

no-swing-no-hit.hatenablog.com

 


遠い国にいる誰か、顔も知らない誰かとつながりの中で自分は活動をさせてもらってるんだなと実感しました。


先日、同期の短期ボランティアが送ってきたNTTのページ。

 

“つなぐ ”という言葉にはたくさんの捉え方があります。
自分が何かをすることで、人が喜んでくれたり悲しんでくれたりするという関係。
それはきっと自分自身がなにかをつなげてきたからこそ、人ともそうやってつながることが出来たのかなと思っています。
もし、僕が全然知らないところで人の心が動いていてくれるとしたら、きっと、そんなことを想像してくれたからではないでしょうか。
人との心のつながりは、普段の生活の中でも人に触れ合うたびに感じる。
近くにいる人たちは何も言わないけれど伝わってくるものがある・・・。日々人とのつながりを感じています。

 

www.ntt-east.co.jp


イチローのコメントと、ひたすら並べられた「つなぐ」という言葉。

「繋がり‐つながり」

Connection
Relation
Link

 

色んな意味のつながり

 

 

フィジーで大人気のラグビーも、野球もバスケもサッカーも「つなぐ」ということは大事なこと。
パスを、バトンを、順番を仲間へつなぐ チームスポーツ。


そんなつながりを再認識した。

 

 

国内は陸上の大会シーズン。


子どもたちも走りたくて仕方ない様子。
練習終わりのリレーは定番となってきた。

 

性別年齢ごちゃ混ぜの全員リレー。
バトンを落としたりぬかるみで転んだりしながら滅茶苦茶なフォームで走る姿が毎週の愉しみ。

 

野球を通して何かしらのつながりを生み出せたらいいな。

 

NO SWING

NO HIT!!!!!!

 

 

変わっていくものと変わらないもの

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先日Facebookに上げた「世界の笑顔のため」プログラムの投稿が細貝さんのブログに掲載して頂いたので紹介させていただきます。☟☟☟☟☟☟

ニュージーランドで得たもの ~当たり前の環境を当たり前と思わないこと~ - 未分類

 

NZ遠征で出会った細貝さんは、大会のPT(理学療法士)として選手の身体のケアをして頂いた方です。

 

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細貝さんは日本でスポーツトレーナーとして高校野球などのアスリートに関わったいるそうで、日本の野球少年が世界の野球に目を向けるきっかけになればと思っています。

 

上の記事で「中止になった」と嘆いている支援のプロジェクトとは別に「世界の野球グローブ支援プロジェクト」という制度があり、こちらは引き続き行えるようですので関心がある方は是非、グローブをフィジーに届けてくださいませんか?

http://www.yomiuri.co.jp/adv/glove/

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私は以前からブログやFacebook内で「世界一野球の強い国 日本」みたいなことを書いてきました。

これは私の個人的な見解ではなくWBSCのランキングに基づくものでした。

 

World Baseball Softball Confederation 世界野球ソフトボール連盟
IOC国際五輪委員会の承認を受けた唯一の野球ソフトボール統括団体)

 

World Baseball Softball Confederation

 


________________________________________
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、2013年それぞれの前身となる国際ソフトボール連盟(ISF) と国際野球連盟IBAF)の歴史的な統合により設立された野球・ソフトボールの世界統括団体です 。
本拠地をスイス・ローザンヌにおくWBSCは、2013年9月8日第125回IOC総会で国際オリンピック委員会により、野球・ソフトボールの両スポーツを管掌する唯一の国際組織として公認されました。
WBSCには アジア、アフリカ、南北アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなど133の国と地域をあわせ193の連盟が加盟しています。その中にはプロ野球/ソフトボール団体も準会員として含まれWBSCをサポートしています。野球・ソフトボールの公認統括団体として、WBSCは国際大会すべてを管理し、各国代表チームが出場する大会・トーナメントや世界選手権の一切の権利を有しています。一方、WBSCの加盟会員はその国の代表チームを選抜・編成する権利を有しています。WBSC及び加盟会員の野球競技に関するこうした独占的な権限は、WBSC世界133の加盟国の地域にて適用されます。また各加盟国は会長、事務局長、財務部長の投票選出の際、野球部門組織に1票、ソフトボール部門1票づつ計2票の決議権を有しています。2名のアスリート代表は、アスリート委員会が任命します。 WBSCは、野球とソフトボールとそれぞれの部門に分かれて管轄しています。また両国際連盟の定款にも明記されIOC委員会からの要請にもあったとおり、各常設委員会がさまざまな議案や事柄の対処のため執行委員会を支援することになっています。

 

WBSCのランキングはNPBMLBプロ野球選手が戦うWBCやプレミア12だけでなく、私の教え子たちが出場したようなU12~U23までのカテゴリー別の勝敗など全ての国際試合の結果を加味したもので国ごとの野球のレベルがランキング化されているものと言えます。

ランキング - WBSC

 

私は毎朝このランキングを見ることが習慣になっているのですが先週ついにランキングが大きく変わりました

4年近く1位に君臨していた日本がアメリカに1位の座を明け渡したのです。

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2017WBCのアメリカ初優勝が与えた影響は大きいでしょう。

 

このランキングは国際大会のたびに動くのですが男子野球の1位は常に(ここ数年)日本がいました。
去年は女子ソフトボールが2位で男子ソフトボール、男女野球は世界1位にランクインしていることも在りました。

今でさえ4種ともに上位3位までにはいますが、ランキングがある以上は「世界一野球の強い国」と言いづらくなってきました。


とは言え、日本が野球先進国であることには変わりないんです。

そしてこの変化はとても良いことであると私は捉えています。

 

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やっとアメリカが本気を出してきた?

 

2017WBCで初優勝したアメリカですが、今までは本気ではなかったのではないかという声が多いです。


アメリカはNBAやNHLなど野球以外にも人気スポーツが多くあることや、自国の野球MLBメジャーリーグ)を優先する選手が多いことから優勝から遠のいていました。


「そもそもBaseballはアメリカのもんだ。勝負する必要もない。」と言ったところでしょうか(笑)
MLBの優勝決定戦(アメリカ国内1位決定戦)をワールドシリーズと名付けるくらいの自身の持ちよう(笑)

(ちなみにNPBは控え目に「日本シリーズ」としている)

 


しかし去年は決勝リーグが自国開催ということもあり例年になく力を入れていたのかもしれません。
そして世界のの強豪たちを破っての初優勝。このことがアメリカ国民の野球熱を少しは高めてくれたのだと思います。


WBCの優勝やWBSCランク1位奪取ということもあり今やアメリカは空前の野球ブーム到来?


なんてことはないとは思いますが

2028年開催の夏季L,A五輪の種目に野球が入ることが有力になってきたのではないだろうか。

2020東京五輪で正式に種目として復活した野球ですが次大会のパリ五輪は危ういとの声もありましたが、アメリカが乗り気なら2028までは続くのではないだろうか…期待も込めて

 

 


いま、野球が変わってきている


以前から「試合時間の長さ」が課題として挙げられてきた野球。

試合時間短縮運動が各地で行われている。

 

昨シーズンMLBではイニング間の時間を一昨年の2分30秒から2分10秒と縮めて運営したが平均試合時間が3時間25秒と一昨年より7分も伸びている。

 

 

「選手の意識が足りない」とコミッショナーは新たな対策を挙げている。

 

試合の時間制限がないことが、野球の最大の特徴であり魅力の一つ(とわたしは思っている)なのに…

でも実際「試合時間が長い」せいでテレビの枠の問題が起きたり、野球を知らない人が敬遠しがちになっているのも事実。

 

 

20秒ルール

投手が捕手からの返球を受けてから20秒以内に次の投球を行うもの。
投手の作る間合いで打者と勝負するのが野球の魅力の一つ。
走者の盗塁を防ぐのも投手の間の取り方が大事になる。
という意味では投球感覚を強制するのは野球ファンとしては賛成しがたいようにも思う。

 

敬遠申告制

こちらは書いて字のごとく。

「フォアボールで歩かせたいのにわざわざ投げる必要はない」ということだろうか。
わかる。わかるけど。なんかダサくないか?
マウンドでピッチャーが「敬遠しまーす」っていうのかな(笑)
(※守備側の監督が審判に口頭で伝えるらしい)


新庄剛志 敬遠球をサヨナラヒット! intentional walk hit

昔、新庄が敬遠球を打ってヒットにしたし、もっと昔には敬遠球を打ってホームランにした人もいたらしい。
敬遠って意外と難しくて、バッターには当てられないけどキャッチャーは捕れるくらいのボール球を試合の緊張感の中投げる。
プレッシャーで手元が来るって暴投してランナーが還って決勝点なんてこともある。
日本の強豪校は普段から敬遠の練習もしてるとか。

敬遠のドラマが見られなくなるのか…

 


エクストライニング制(タイブレーク制)

MLBは引き分けがない。勝敗が決まるまでは無限に延長戦を続ける。
過去には延長26回まで行われた試合もあったと言う。
Eイニング制を導入すれば延長戦での長い試合時間も短縮できる。
※延長に入ったイニングを無死一二塁から再開し得点が入りやすくなることで決着を早急につける。

 

 

7イニング制

これは上の不満と真正面からぶつかり根本から覆すもの。
そもそも9回までやるから長いんじゃん(笑)ってか

少年野球、中学野球、草野球は7イニングもしくは2時間半(グラウンドルール)で試合が終わる。
プロもそうしたら?って話

 

 


Baseball

Baseball5 - WBSC

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これはMLBとかNPBとかじゃなくてWBSCが動き出した「5人制野球」

 

7人制ラグビーやフットサルなど元来の競技の大枠は変えずに規模を小さくして行うスポーツの仲間と言えるだろう。

 

打って走って捕って投げて。基本的な元来の野球のスタイルは残しつつもピッチャーもキャッチャーもいない。


打球は地面に触れずに策を超えたらアウトという(ホームラン制度がない)全く新しい野球だ。

 

5対5の5イニング制(守備5人)

当然グラウンドの規模小さくなり5人でも守れる広さ。

グローブやバットといった道具は不要

打者が素手でボールを打ってプレイが始まる。

 

バッテリーがいないことや走者のリードが出来ないことから「野球」にあった細かいルールが大幅に減ることは間違いないだろう

youtu.be

(ボール一つ以外は道具不要、10人いれば試合が出来る。試合時間も短い。)
☝という野球が普及しづらい問題点をほぼほぼクリアしている。

このBaseball5が「野球」と言えるかは甚だ疑問だが、これをきっかけに「野球」にも興味を持つ人が増えるという効果は期待できるかもしれない。

 

これって実は昔からあったんじゃないか?

 

小学校の休み時間。ソフトバレーボールで「手打ち野球」なるものをやっていた。
野球好きの友達を集めても18人揃うかとなんかまずない。
足りない守備は攻撃側から補ったりして、グローブが足りなければ帽子を代用して。

 

大学の時にはビニール傘とペットボトルのキャップだけで2時間は遊べた。(何度か怒られた)


道具があるに越したことはないけど、無ければ無いで遊べるってこと。
Fijiでも日本でも変わらない。

変わっていくものと変わらないもの。


NO SWING
NO HIT!!!!!‼

オマケノノビシロ

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今月はサボり気味のブログ更新です。

 

 

配属先の子どもたちの試合相手に と以前から在フィジーの日本人の方にお声掛けをして選手に集まってもらい定期的に練習試合をして頂いています。

昨年は2試合して日本チームの2勝。うち野球経験者は2~3人。
「未経験でも日本人はこれだけ出来るんだ」というのを見せつけられてはいたものの

力の差に指導者としては喜べない状況でした。

 

 

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先週の試合ではそんな不安を吹き飛ばすように成長した姿を見せてくれました。


日本チームの方にも「上手くなった」と褒めていただき「我々も練習しなきゃ」とまで言わせました。
10-5でフィジーの勝利。


始球式に挑んで頂いたJICA新所長に勝利を届けられなかったが教え子の成長と言う何よりも嬉しいものを肌で感じた。

 

 

 


速いものでNZ遠征から1ヶ月たつ。

 

no-swing-no-hit.hatenablog.com

 

少し見ない間に選手の身体は大きくなりあっという間に大嶋を見下ろすように。(ムカつく)

 

試合前に「ケントはフィジーチームだよね?」と聞いてくる選手。
→そんなわけあるか。と思いながらも嬉しい。

 

何人かの選手が“ケントさん”と呼ぶようになった。


同僚は日本にも3度ほど訪れている良き理解者なのでお互いに「~さん」と呼んでいる。
そのことも影響しているのだろうか。

なんで?と聞くと「リスペクトだ」と言う。ほんまかいな。

 


あの3ヶ月で技術以外にも影響が出ていることは嬉しい限りだ。

 


選手だけでなく保護者にも影響があった。

毎週のように練習を手伝ってくれる親や「地域で子どもたちの練習を見たい」と活動に協力しようとする親も出てきた。

 

 


配属先の管轄親の青年・スポーツ省にも招かれ話をする機会を貰った。


地域の子どもたちを対象に活動していることを高く評価してくれたようだ。
(他のスポーツは地域に協力なんてしなくても人気があるし競技人口も多いからね)と思いながらも、悪い気はしなかった。

 

お金のない地域での普及活動を地道に拓き続けてくださった前任者と同僚の働きがやっと報われてきたのだ。

 

 


メディアの対応も少しづつ変わってきた。

先月のNZ遠征の余韻を残したまま「代表チームが銅メダル‼」みたいな報道や記事が国内では未だに出ております。(他にニュース無いんかい)


とは言えメディアに報じられるということはありがたいもので、競技の普及においてこれほどにない影響をもたらしてくれるであろう(と信じております)


実際に昨年末からの記事掲載や報道を確認できただけでも10回ほど。

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どんな形であれ人の目に触れるということはきっかけづくりになる。
自社制作の野球広報誌(再開予定)を発行するよりもよっぽど影響力がある。

 

何しろフィジーにはテレビ局(チャンネル数)が2社しかないし主要な新聞社も2社。
4社ともほぼ同じように取り上げてくれていることを考えると少なからず誰かの目には留まっているはず。
これを機に配属先も広報活動に一層力を入れる方針だし、JICAも別で宣伝しようとしている模様。

我々のプログラムに参加してくれる現地人が増えることを切に願っている。


Fiji Sun Online 29/01/18
http://fijisun.com.fj/2018/01/29/fijian-baseball-u15-win-bronze/

Fiji TV 28/01/18
http://fijione.tv/fiji-u15-baseball-win-bronze-in-nz/

FBC Sports News 27/01/18
.http://www.fbc.com.fj/sports/59085/fiji-finishes-third-at-oceania-baseball-under-15-championship

Fiji Times Online 26/01/18
http://www.fijitimes.com/story.aspx?id=432284

Fiji Times 27/01/18
http://www.fijitimes.com/story.aspx?id=432380

Fiji Times 14/01/18
http://www.fijitimes.com/story.aspx?id=430723

Fiji One Sports News 28/12/17
https://youtu.be/8-JxzXoHqy0?t=7m13s


FBC Sports News 27/12/17
https://youtu.be/Sc6xvlCypq0?t=18m40s

 

 


新聞だかニュースだかを見て「うちの子も一緒に野球をやらせてくれ」と言ってきた
オーストラリア出身の白人親子。

大歓迎どころの騒ぎじゃない。「野球やらない?」とこちらが持ち掛けてやっと重い腰を上げる子も多い中、自ら出向いてくれるなんてありがたや。

 

 

以前から同僚が協力しているオリンピックオフィスからも仕事の依頼が入るようになった。

地域の清掃活動だ。

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お金にならないボランティア活動だけど、選手が地域への貢献できるのは大会での結果意外にこーゆー機会しかない。


フィジアンでも進んでやりたがる人は少ない案件を喜んで持ってくる同僚に感謝。

ローカルビーチから一般道まで、手袋とビニール袋を持って4時間半。

業者を呼ぶレベルのゴミの山との闘い。

オリンピアや国を代表するアスリートたちも参加してくれたこの企画に呼んで頂けたことは大きな一歩。


何よりも子どもたちが来たことが大きい。

 

決して楽じゃない上に完全なボランティア

それでも「自分の手でゴミを拾った。ビーチや道をキレイにした。」という事実は大きい。

 

「日頃からキレイにしてればいいのに」と言った子どもがいた。

参加したからこそ生まれる発想。

何かしらを感じてくれていたらいいな

 

Team Fiji clean up campaign | Magisto

 

トップアスリートたちと関わって思ったのは、トップになればなるほど礼儀正しい。
礼儀正しいというか、どんな相手に対してもリスペクトをもって接している。
初対面の相手でも、子どもでも、外国人でも。少しも偉そうにしない。

皆と同じようにゴミを拾うし積極的にゴミ山に飛び込んでいた。

 

日本のお米の話を思い出した。
「稲穂は実れば実るほど首を垂れる」
(成功している人ほど謙虚な姿勢を忘れないもの)

自分の中でも学びのあった時間だった。

 

 

物事にはsoどんな時だって
オマケのノビシロがついていて!
何かを築きそして変えて越えて!
奇跡と言う名の必然を繰り返して!
上へ!


ONEOKROCKのDeeper Deeperの一部。

 

Deeper Deeper/Nothing Helps

Deeper Deeper/Nothing Helps

 

 

本来の目的以外のとこで得るラッキーチャンスみたいなものが時々あって

意外と大事ラッキーチャンス。

 


行動には何かしらのリターンがあって

行動しなければ何もない。

 

 

結局いつもここ。

 

 

NO SWING

NO HIT!!!!!‼

 

 

初めて同僚が休んだ

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日本が連日の大雪や寒波で騒いでいるところ、フィジーは日に日に暑さと湿気を帯びた生ぬるい時間を増し 遂に7か月目にして扇風機を購入しましたフィジー野球隊員大嶋です。

東京に雪が降るたびに写真を添えて報告してくる母親のLINEが鬱陶しい今日この頃です(笑)

 

 

 

先週は報告書に追われて更新できませんでした。という言い訳を小さめに書いておきます。

 

 

 

 

さて、タイトルの話ですが

 

私の同僚CP(カウンターパート)はフィジアンの中で物凄く働き者です。

どれぐらい凄いかと言うと、もうそれは一般的なフィジアンのそれとは比べ物にならないぐらい凄さが凄く凄いです。

 

9時~5時で働きます。土曜も働きます。時には6時半過ぎてもオフィスでパソコンに向かっています。

どんだけ働くの?ホントにフィジアンなの?っていうフィジアンです。

 

 

唯一の同僚がそんな人なので私もオフィスにいる時間が長いです。

先週初めて土曜にお休みをいただいてお出かけをしたのですが “自分以上に働く同僚” に「休み貰っていい?」と聞くのは心苦しかったです。

https://www.instagram.com/p/BexYII3H31hOgQqIPAU_vUTppq0Puj5BjEmo6I0/

初めての土曜休みを貰ってSigatokaへ。猫イヌ馬ヒトと友達になった2日でした。フィジーの温泉は温かった。#Fiji#Shigatoka#Hotspring

なぜかって、私が配属されてからというもの6か月で同僚が休んだことは一度もなかったからです(子どもが風邪をひいて面倒を見てる系は2度ほどあったが)

 

それぐらい休まないんです。シックリーブとか回数制限されるくらい皆が「どうにかして休もう」としている国でこんなにも働く人がいるなんて。

 

親日家で友達も多く待ちを歩くといろんな人とハグして握手してハイタッチしてます。

リレーションシップの鬼です。

 

先日帰国されたSVと仲良しで最終報告会にも一緒に参加して日本語の発表も一生懸命聞いていました。

日本語が殆どわからないのに一生懸命聞きすぎて疲れて眠ってしまうくらい一生懸命な人です大好きです。

 

JICAオフィスの中でも有名な働き者。

某VCは彼のことを「一番好きなフィジアンの中の一人」と言っていました。

基準は良く分からないけど一番は凄いことです。

 

 

 

 

 

 

その彼が月曜日に仕事を休みました。

 

 

9時出勤の職場で9時に連絡がきました。

「今日は休みにしよう」

彼が職場のカギを持っているので大嶋も自動的にお休みに。

 

翌日聞いてみることに

 

 

 

「母親が亡くなった」と

 

言葉が出なかった。

 

「とても悲しい」と言う彼の表情はいつもより少し強張っていたが、優しい彼の顔でした。

 

 

男の子にとって母親というのは特別で絶対的な存在。
口うるさくて喧しい。何度突っぱねても見守ってくれてる。

どんなに酷い言葉をぶつけても何度期待を裏切ってもいつも信じて待っててくれる。
大嫌いで大好きな存在。

 

 

母親を亡くすということが、心にどれだけ大きな穴を空けるかは推し量るに易い。

 

それでも彼は「残念だ」という言葉を最後にそれについては触れなかった。


何事もなかったようにいつもの野球の会話に入る。

 

 

 

フィジアンは感情を隠すことがある。

 


JICAの現地職員(フィジアン)が話してくれた。
悲しい時、寂しい時、辛い時、時には嬉しい感情だって隠すことがあるという。

日本の「我慢」の文化に似ているものだろうか。

 

 

「死ぬということは、現世の苦しみから解放されるということ。悲しいことばかりでは無い。」という考えあるのだとか。

 

だからお葬式も派手なのか。

一度出た葬式はカヴァを飲みながら楽器を演奏して歌を歌っていた。
Facebookでも誰かのお墓の前で笑顔で写真を撮ってあげてる。

 

悲しむことだけが弔いではない。
笑顔でいることで故人を安心させる。

そんな考えもあるんだと勉強になった出来事だった。

 

 

 

 

 

 

昨日、日本で7年間お世話になったバイト先の社長が亡くなられた。

 

私は社長の名前を知らない。毎朝挨拶していたのに。7年もいたのに。

 

社長は社長ではなかった。

引退して息子さんに社長の席を譲っていた。実質会長。

 

でも皆「社長」と呼んでいた。

自分もバイト仲間も後輩も。

社長は「社長」と呼ばれるのが好きなようだった。

 

 

女将さん(娘さん)は「おいジジイ」と呼んでいた。

孫たち(女将さんの息子)も「ジジイ」と呼んでいた。

 

7年間で社長に唯一怒られたのが “エビの尻尾を残した”時だった。

寿司の出前を取ってくれた社長と楽しくしゃべりながら過ごす昼休み。

 

「M浦くん、エビは尻尾まで食べなきゃだめだよ」

 

これが唯一怒られた記憶。

頑固な社長のこだわりも嫌いじゃなかった。

 

「あんた、今日来てるのはM浦くんじゃなくてO嶋くんでしょ」

社長の奥さんは初めてお会いした時から目が見えないのだが声だけで認識してくれる。

 

社長はいつも自分とM浦とを間違えていた。もはやネタになっていた(笑)

 

緊張感の中に程よい笑いを入れてくれる社長がわりと好きだった。

 

 

 

 

 

12月から近くに住み着いた猫(勝手に家族だと思っている)が姿を見せなくなった。

 

毎日ご飯を用意して、寝床もトイレ(屋外)も作って一緒に散歩したりしてた猫がいなくなった。

 

お腹がすいたら構ってくれるまで鳴くという強気のスタイルだった女の子が消えてしまった。

 

外にいた子だしどこに行こうと勝手だけどさ…あんなに一緒に遊んだのに

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなそうだけど

 

いなくなる時は勝手にいなくなる

サヨナラなんて言う人にはまた会えるけど

本当の別れは何も言わずに突然に

 

 

 

 

 

フィジーに来て「言いたいこと、聞きたいこといっぱいあるんだけど何て言ったらいいのかわからない」という理由でコミュニケーションを取ることを躊躇うことが増えた。

 

明日調べて聞こうとか、あとでゆっくり話そうとか

それじゃいけない。

 

 


精一杯伝えなければ。言いたいことを言えるうちに。

 

 

 
社長には「大嶋です」って結局言えなかったし
猫には何を言っても仕方ないし

 

 

 

 

 

 


秋にスマホデビューした母親ですが最近LINEを駆使しだして「未読無視しないで」とか「せめて既読つけて」とか言ってきます。

 

どこで覚えたのか「おかーさんクリぼっちだから電話しよ」の文面を見たときは驚き過ぎて思わず無視しました。


あんなに自分の価値観を大事にしていたのに…息子は悲しいです。

 

 

「いつまでも元気でいてくれ」と思いながらそっとスタンプで誤魔化す大嶋でした。

 

 

NO SWING

NO HIT!!!!!‼

 

U15オセアニア大会3位の実情

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ニュージーランドから帰ってきましたフィジー野球隊員の大嶋です。

 

いきなり余談ですが私の名前はケントって言います。
Kento 海外でも読みやすい、覚えやすい音にと両親がつけてくれました。
なんでも「ケントなんたら」と言う有名人がいるんだとか…
漢字の意味は大それたものなので割愛。

両親の予想通り海外に飛び立った息子はオークランドの入国審査でこんなやりとりをしました。

「君の親はスーパーマンのファンなのかい?」
「違うと思います」
「フィジー代表のコーチなんだよね」
「僕しか教える人がいないんで」
「じゃあやっぱりスーパーマンだ」
「(なんで?)そうだといいです」


結局このやりとりは帰りの飛行機で「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」を観るまで理解できませんでした。

スーパマン…クラークケントていうのね。

名前負けもいいとこだな(笑)


映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』予告1(字幕版)【HD】2016年3月25日公開


ただでさえ今回は書きたいことがいっぱいあるのに出だしから話がそれてすみませんでした。


さて本題のAuckland遠征ですが。

今回7年ぶりの国際大会ということで気合を入れて臨んだわけですが、結果から言うと大変聞こえの良い3位入賞ということで、私もナショナルコーチとして指揮をとり銅メダルを頂いてきました。

U15オセアニアチャンピオンシップでフィジー代表が3位。


過去最高の成績。 控えめに言っても快挙。素晴らしいとしか言いようがない成績です。

 

もちろん満足はしていませんが、2003年に野球を始めたフィジーという国でJICAの2代目のボランティアとして記念すべき瞬間に立ち会えたこと心から嬉しく思うとともに、ここまでの道のりを作ってきてくださった皆様にこの場をかりて感謝申し上げます。


Vinaka vakalevu

 

https://www.instagram.com/p/BeOU-X5nhUVgLs6_BGCIxf7llWo2p11qcaA7GI0/

終わり良ければ全て良し。フィジー野球U15ナショナルチームはオセアニア第3位という形で初めての大会を終えました。搭乗手続きで銅メダルを持ってかれそうになりました(笑)今からフィジーに帰ります。取り急ぎご報告までに。#FBSA#Fiji#WCBF

 

大げさに喜んだ後は書きたくないことも書いていこうと思います。
正確には悔しくて書きたくないけど事実を公表するべきと判断して渋々書き連ねていると言ったものもあるということです。

 

事実と事実の合間に私の主観的な意見や考察なんかも混じっています。
フィジー代表のコーチとして、JICAボランティアとして、日本の一野球人として思ったことを綴らせて頂きます。

 

 

 

大会前に自分で設定した目標の達成状況。

 

  • 大きな事故ケガ無く遠征から帰ってくること。→〇
  • 子どもたちが楽しい思い出を作ってくること。→知らんけど多分〇
  • 誰よりも(子どもより)率先して楽しむこと。→順位はつけられないけど〇
  • 野球以外のことも学んでもらう→判断不可
  • あわよくば結果を残すこと→どう考えても〇


大方の目標は達成できている。
何よりも一番最後のものが大きい。

銅メダル。という響きは決して悪くない。

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結果が全てと言われるスポーツの世界でわかりやすい結果を残せたことは嬉しいことである。

 

選手には「結果よりもプロセスが大事」なんて言ってきたが、どんなキレイごとを並べても結果を出さなきゃ指導者は評価されない

 

周りは結果しか見ないのだから

 

選手の親だって普段の練習で子どもたちがどんな様子なのか知らない

ケガをして帰っても手当てもしないで次の日来ることもある

 

ただ、銅メダルを取ったからと言って扱いが変わるわけでも手当てがつくわけでもない。

なんだったら「なんで優勝できなかったの?」なんて聞いてくる方もいる(笑)

 

今回の大会に関して言えば絶対に優勝できない状況だったのだ(後に記述)

 

Fiji野球としては、大会参加自体が大きな一歩な上に結果だけみたら万々歳のお祭り騒ぎだ。

 

しかし、大嶋個人の感想で言えば「楽しかった半面、悔しい思いもたくさんした」7日間だった。

 

 

語学力が不十分で発言が思うように出来なかった

 

ニュージーランドも英語(マウリ語は今は殆ど使われていないらしい)が公用語となっているのだが、癖が強いというかめちゃくちゃ早い。
フィジアンのゆっくり英語に慣れているせいか3割くらいしか聞き取れない。
3割打者なら上出来だがコミュニケーションが3割しかできないとなるとかなり困難だ。
初日からこの言語の壁に悩まされた。


試合中も語学力に自信がないのを言い訳に抗議をするのをためらったことが何度もあった。


最初の試合の主審のジャッジには何度も頭を抱えた。
ベンチからではボールの高低しか見えないので横幅まではわからない。

しかし明らかに低い球をストライクとジャッジすることが多い。
主観的な見方になってしまうが誤審と思われることが多かったように思う。
更にカウントのミスも多かった、フォアボールのはずなのに続けさせる。

投手の球数制限があったので自分もカウントを付けていたためこれにはすぐ気が付いた。
初めは自分のみすだと思っていたが3回4回と続くと流石に相手を疑いたくなる。

途中で聞きたくない情報が飛び込んできた

「あの審判は相手チーム(ニューカレドニア)の選手のお父さんらしい」

こんなことを聞いてしまったら子どもたちも黙っていない

「だからひいきしてるのか」とか「それじゃ勝てないよ」とか言い出す。

最悪のタイミングでこの情報。

「文句を言っても審判の判断は覆らないし、リスペクトの話をしたよね?」と選手に言いながらも、主審に対する疑心は大きくなるばかりだった。


彼は倒れた。主審は試合の途中で後ろにひっくり返った。大人たちが駆け寄り水をかけたりして応急処置をしてその後病院に搬送された。

熱中症だったのだろうか、その日ニュージーランドは夏で フィジーの暑さになれている自分でも熱いと感じた日だった。

彼の誤審やカウントミスは体調不良から来るものだったことだろう。
そもそも誤審だったかなんてことはだれにもわからない。
分からないが、だからこそ疑いの念を抱いてしまう。

子どもたちになんて話をしたらいいのだろうと考えていたが、彼らは審判が変わったことをきっかけに勢いをつけて僅差まで試合を運んだ。


結局16-12で負けたその日の夜、こんな話をした。

世の中はアンフェアだ。
相手チームの審判が主審をすることも在る。
審判も人間だから間違えることだってある。
だからと言って文句を言っても何も変わらない。
文句のつけようのない勝ち方をするしかない。

相手の方がいい道具を使っている。
彼らは室内練習場もあって雨の日でも練習ができるから強い?

良い道具をもってるから、良い環境があるからと言って勝つとは限らない。
雨ならフィジーのほうが降るし雨の日の練習は皆のほうがしてる。
天気が悪いことは逆にチャンスだ。

俺たちがコントロールできるのはなんだ?
相手はコントロールできない。
審判だってコントロールできない。
グラウンドだって時にはイレギュラーをおこす。
天気だって操れない。

じゃあ何ならコントロールできるのか。
自分自身。自分がコントロールできるのは自分だけじゃないか。

周りと比較したりする前に、自分の出来ることを精一杯やってみようぜ。

 

 

この話は珍しく彼らに刺さったようだった。
いつもならあくびをしたりよそ見をしてる子どもたちが真剣に聞いていた。

 

大会最終日の朝にはにはイアンソープの話をした。
オーストラリア出身の水泳選手。

彼の言葉をメモしていたのを引っ張り出してきて読み上げた。

I don’t swim for medals, I swim for performances.
The difference between the two is that you have control over the performance, you don’t have control over where you come in the race.
So I concentrate all of my energy on being able to get the best performance out of my self, I think it’s the right way and the best way to approach a competition.

僕はメダルの為に泳ぐのではない。いい泳ぎをするために泳ぐ。
どう違うかと言うと、良い泳ぎをするのは自分次第だが、何位になるかは自分の力を超えたところで決まる。
だから僕は自分自身で最高の泳ぎが出来るように、持てる力を全て集中させるしかない。
これが競技に臨むうえで最良のやり方だと思う

イアンソープ

 

 

この話はダダ滑りだった。
こんなに静かな彼らを見たことがないってくらいシラケていた。

何言ってんのケント?みたいな顔をしていた。

3位決定戦を前に興奮気味の選手を落ち着かせることに成功したってことにしておこう。

 

 

特別な大会だからって特別な話をする必要はない。
それよりも「世の中はアンフェアだ」なんて子どもたちに話している自分が情けない。

もっと俺が話せれば…と語学力の所為にしているのも悔しい。

 


一番悔しかったのはフィジーとニューカレドニアの処遇。と、それについて何も言えなかったこと。

 

ここで衝撃の事実を書くが今回のオセアニア大会の参加国は僅か4か国だった。(もともとはもっと多かった)

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4か国中の3位。準決勝スタート。下から2番目。

 

呆れる顔が目に浮かぶ。

しかし我々はどうやっても2位以上にはなれなかったのだ。

 

優勝 オーストラリア

準優勝ニュージーランド

3位フィジー

4位ニューカレドニア

 

 

 

(ここからは書くかどうか本当に迷いましたが、実情を知ってもらうことも野球の発展に繋がると思い決断いたしました)

 

4か国総当たりのスケジュールを無視した試合の運営。

3日間、我々はニューカレドニアとしか試合をさせてもらえなかった。

隣のグラウンドではオーストラリア対ニュージーランド

事実上の決勝戦を5試合続けていた。

我々は3位決定戦を5試合。

 

隣のグラウンドにはテレビカメラもメジャーリーグのスカウトも来ているのに、こちらのグラウンドには何もない

確かに力の差はあった。

同じ施設に泊まっていたニュージーランドの選手はみんな体が大きくてオークリーのサングラスをしていた。

フィジーの選手はファーストコンタクトで気負されていた。

「俺たちは体の大きさや道具の値段で勝負するんじゃない。1点でも多く取った方が勝つ。それだけ。」そう奮い立たせてやった。

初戦のニューカレドニア戦はいい試合をした。
序盤は四球失策から続く長打で大量失点をし2回の時点で13-2。

「あいつらに出来て俺らに出来ないはずがない」と打っては走りでフィジーも巻き返した。

最後は負けてしまったが16-12と諦めない姿を見せてくれた。


隣のグラウンドの試合は既に終わっていた。3回コールド15-0オーストラリア。

あのニュージーランドでもオーストラリアには歯が立たない。

子どもたちは言葉が出ないようだった。

 

結局、初戦はウォーミングアップということで結果は反映しないということになり翌日からが大会本番ということになった。

翌日も、その翌日もニューカレドニアと試合をした。

隣のグラウンドの2か国とは試合をする意味がないという判断だったようだ。
また、一緒のグラウンドでプレーするのは危険という意見もあったらしい。

 

 

高校生(U18)が金属バットを使用しているのは日本だけ。
世界の野球ではU18からは木製のバットを使用している。

18歳の少年に金属バットを振らせるのは危険だからだ。

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15歳とは言えど体格は大人同等。
音を立てながらガムを噛み、後ろ髪は帽子からはみ出させ、肩で風を切るように揺れながら歩く緑のユニフォーム。

 

日本の高校生かそれ以上の打球を放っていた。

“これは一緒に野球をやらせたらケガをする”と判断されてもおかしくはない。

そう思ってしまった自分がいた。

 

野球を始めて数年のフィジアンと彼らが試合をするには余りにも力の差がありすぎる。
野球選手としての力も、支援してくれる国の力も、その差は歴然だった。

身に着けているもの使っている道具、ユニフォームに入っているスポンサー企業の数。

フィジーのスポンサーはゼロだった。ユニフォームも土曜の夜に届いて最終日にしか着れなかった。

 

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サイズミス、番号ミスが多々。コーチなのに背番号2て(笑)

 

こうも力の差があると悔しさも沸いてこないのか、運営側の判断に異を唱えるものは居なかった(いたかもしれないけど知らない)

自分がいち早くこの事態に気が付いていれば文句を言いにったかと言うと…何とも言えない。

ここでも自分に言い訳を作って行動できないでいる自分がいた。

 

選手の安全を思っての運営側の配慮だと理解している。

悔しいけどこれが現実。

いつか必ず同じ舞台に立って金色のメダルを持って帰りたい。

 

 

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反省や課題も山ほど見つかったけど、可能性を感じることもたくさんあった。

 

3試合(公式記録が残っている)で37得点。31失点。超攻撃的野球。

バッティングの力は国外でも通用するという自信はついた。

 

盗塁の数もダントツ。(公式記録が出ていないが)大嶋の計算上5試合で100以上のスチールを決めている。

 

機動破壊の超攻撃野球。

 

3ヶ月大嶋相手に打って走ってを繰り返してきた選手は同い年の相手では物足りない様子だった。

逆に反省点としても選手にピッチャーをやらせる機会が少なかったために投手が育たなかった。投手力の課題は(大量失点)四死球の多さが物語っていた。

楽しい練習ばかりしてるとこーなるんだなと指導者として深く反省しました。

 

 

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コミュニケーション能力の向上。

もともと身内には強く初対面には引き気味の性格の彼ら。

 

選手間のコミュニケーションと自分の意見を共有することを3ヶ月言い続けた結果、他国の選手指導者とも怖気づくこともなく話せていた。

Fijiイングリッシュは殆ど通じていないのにゴリゴリに話しかけ続けるスタイルは自分も見習わなければと思った。

 

コミュニケーションの場はグラウンドにとどまず、宿舎の卓球上でニュージーランドの選手に自分ルールを押し付けている様は圧巻だった(笑)

 

通行人の女性をフィジー語でナンパするし、ビーチに行っても水着の女性に声をかけるし(俺には水とか砂ばっかかけてくる。)そのたびに一緒に謝ったり一緒に逃げたり迷惑ばかりかけるわんぱく小僧達。

 

やっぱり楽しむ才能は抜群でした。

 

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空港で幼児向けのおもちゃで遊ぶ代表チーム



この1週間の遠征で、3か月のナショナルチームプログラムで選手に対して技術指導以外の話をすることが増えた。

 

野球が出来るのなんてあと十数年。野球をやめてからの人生のほうが長い。

お節介と自覚しながらも野球以外のことも厳しく指導した。

 

自分は野球をやっていたことで学んだことは野球以外のほうが多かった。

 

グラウンドでは褒めるように、ポジティブなことを言うように


宿舎では野球以外のことを話すことが多かった。
マナーとかモラルとかルールとか。


野球人としていつかもっと大きな国際大会に出るかもしれない。
オリンピックに出るかもしれない。


彼らが今後のフィジー野球を中心になって引っ張っていくと思って厳しく当たった。

 

ここはフィジーとは違う。
自分たちだけが利用しているわけじゃない。
どうしたら次の人が気持ちよく使えるか。

 

部屋を出るときは靴を履くとか服を着るとか、廊下で寝そべらないとか、トイレで遊ばないとか、飛行機の中で歌わないとか

 

注意していて思わず笑っちゃうことも何度もありました。


ホントにどんなところでも楽しめてしまう彼らの才能が羨ましいと思う反面、一緒にふざけられない立場が邪魔だなとも思うようになりました。

 

グラウンドでの発言も、代表チームのコーチとして言葉を選ぶようになったし大人になるってこーゆうことなのだろうか。

 

 

いつも遊んじゃう子どもたち。

わかる。俺もそうだったし「遊ぶな」って言う方が無理がある。


でも「遊んでいーよ」とは言えないから「トレーニングだ」といって鬼ごっことかしました(笑)

 

 

 

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もっともっとわかりやすい話し方をしたいと思った。

 

 フィジーの子どもも大人も自分でさえも

他人のせいにすることが多い。


負けるのは審判のせい。
上手くいかないのは道具のせい。

仲間のエラーは強く責める。

 

これじゃ楽しくない。

 

雨で試合が無くなった日に地元のプロバスケットボールの試合を見に行ってきた。

ブレイカーズの選手は仲間のミスを責めていた?
フリースローを外してもハイタッチをして励ましあっていなかった?

 

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皆だったらどっちが楽しい?
お互いのミスを責め合うチームと励ましあうチーム。

 

簡単な話で伝える。具体的なエピソードを加える。ヒントを与えて自分たちで選ばせる。
大人が「あーしろこーしろ」言うのは簡単だけどそれでは伸びない。
自主性がなくなってしまう。

 

7日間毎日、選手一人ひとりに目標を決めさせた。チームの目標もバスの中で選手たちに決めてもらった。

 

ボールを体で止めるとか両手で捕るとか具体的なもの。

チームの目標は「全力プレー。と、応援しあう。」に決まった。

 

自分たちで決めた。という事実が大事。

コーチが決めたものを嫌々やるのではなくて、自分たちが決めたことだからやろうと思える。

 

全力でプレーする。仲間を応援する。

 

自分次第でどうにでもなること。上手い下手関係なく誰にでも出来ること。


最後の試合は自分たちだけで雰囲気を作っていた。
どうやったら楽しく野球が出来るのか。
どうやったら仲間は喜ぶのか。
どうやったらチームは一つになるのか。
自分に出来ることを必死に探していた。

 

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What you can do now?

7日間で一番多く口にした言葉。

 

今、自分に出来ることは何?

 

特別なことじゃなくて

 

当たり前なことを当たり前にやる。

 

それが一番難しいんだけど

 

 

 

 

ニュージーランドに来たからって彼らは何も変わらなくって

 

特別なことは何も起きなくって

 

特別なことをする必要もなくて

 

 

 

結局カタチになって結果を出したのは

 

バットを強く振るとか、必死に走るとか、仲間を応援するとか

 

普段からやってること

 

特別な何かじゃなくて

 

毎日の積み重ねが何かを生み出すんだと

 

今回の遠征は野球協会にとっても子どもたちにとっても自分にとっても大きな経験になった

 

俺の言葉だけじゃ何も変えられないけど

 

目で見て聞いて感じた彼らの中で

 

変わった何かもあったはず

 

俺はスーパマンじゃないし

 

メタヒューマンでもなくてただの人間

 

「普通の人間が

 

この世界を動かしてるし

 

明日を作ってる

 

普通で良いんだよ」 選手のおばあちゃんが教えてくれました。

 

 

特別な7日間。ハレの日。

 

それと同じくらいフィジーでの普及活動も大事。

 

また普通の日々が始まりますが、これからも子ども達に負けないくらい楽しんでいく所存です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

NO SWING

NO HIT!!!!!‼

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