出来なくて当たり前 出来たら男前

青年海外協力隊fiji野球隊員備忘録.小言戯言独り言。

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”計画的偶発性”

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今週で5月も終わり、いよいよ6月に入ります。
2018年も折り返し。この約半年…色々あったな

 

ニュージーランドに行って野球して
砂丘に行ったり温泉?に行ったり
母親が遊びに来たら猫が居なくなって
同僚が居なくなってオフィスのカギ失くして
ラソンで捻挫して同居人が居なくなって…

 

今年に入って色んなことを始めました。
ギター、テニス、フットサル、バレーボール、料理、ウェイトトレーニング

基本的に誘われたら断らない超挑戦的主義の同居人のおかげもあって色んなことに飛び込んでいます。


良く言えば多趣味、悪く言えば優柔不断な自分ですがお陰さまで楽しんでいます。

 

そんなこんなで同居人も今日帰ってきます。
同僚もあと2ヶ月で…
ついでに猫も返ってこないかな…

残り13か月もきっとめちゃくちゃ楽しいんだろうな。

 

 

先日JICAの専門家によるワークショップで“計画的偶発性”という言葉を耳にしました。

「偶然(のチャンス)を計画的に起こす」というもの。

行ってることがめちゃくちゃじゃないか?

 

もともとお互いの対極に位置するはずの“計画的”と“偶然”

 

慣れ親しんだ表現で「犬も歩けば棒に当たる」とう諺がこれに当てはまるらしい。
これをポジティブに捉えているのが今回の“計画的偶発性”
とにかく行動すれば思わぬ幸運と出会う(かもしれない)という話。

 

その翌日に後輩隊員が活動先に来てくれました。
彼女は2時間ほど教え子と一緒に野球をしただけでしたが「また来たい」と言ってくれました。
今まで国内外から6人の隊員の方が職場に遊びに来てくれましたが、野球をよくわからないのに泥にまみれて一緒に試合までやったのは初めてのことでした。
あの時間でなにを得られたかは本人にしか解りませんが積極的なかかわりを見て「こーゆー姿勢がチャンスを生むんだろうな」と思いました。

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まず「行動する」こと。
また同時に、「偶然の出会いや出来事」を生かす基本スタンスとして、「オープンマインド」という言葉があります。
オープンマインドを直訳すれば、「開かれた心」。意訳すれば「優柔不断」です。

「私にはこれしかない」「これ以外はやりたくない」という硬直的・閉鎖的な考え方ではなく、何事も前向きに受け止めるということです。
自分の方向性を焦って決めなくていい。無理に目標を持たなくていい。
いい意味で優柔不断な態度を取る。「本当は何をやりたいのか」といった重要な決断をあえて遅らせ、いろいろことに首を突っ込み、自分が持っている無限の可能性を信じ、あれこれやってみる。

 


先週マングローブの植林に誘って頂いて人生初植林体験をしました。
植えた場所が以前に教え子たちとゴミ拾いをした思い入れのあるビーチだったので喜んで参加してきました。
サンゴ礁マングローブ林によって海に脅威から守られている島国Fiji。
とても貴重な体験をさせて頂きました。

https://www.instagram.com/p/BjTcwWzh9bplPG5rKrHcGI1IjA19VF38qWMJbg0/

We were planting mangrove at Lami's beach.I was so happy bcorz Before I cleaned up there with my students .And I tried first time in my life .I wana to be tough and supple as who standing at beach.We remember that when we pass the road.I hope you will be strong and biiiiiiiiiiiig!


そこで植林活動をメインで行っていたOISCAというNGOの方とのコネクションを作ることが出来ました。
OISCAのなんやかんやで「ある村で子どもたちにソフトボールを教えている」という情報を聞いて、自分の任地の外で活動に関わるチャンスを得ました。

これは自分の活動に繋がるめちゃくちゃ大きな一歩です。
さっそく来てます“計画的偶発性”

残り1年ちょっとで掴んだチャンスを活かせるか、どれだけ多くのチャンスを掴めるか。

優柔不断で良いじゃないか。全部楽しそうなんだもの。

ということでこれからも色んな所に飛び込んでいきます。
皆さんも遊びに来てください。

NO SWING
NO HIT!!!!!

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見るからに身体に悪そうな色。命を削ってる感じが楽しいのかな。

 

自分の為に

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Bula ブログを始めて半年たちました。活動も残り1年ちょっと。Time is fly.

 

母の日ということで日本ではカーネーションがバカ売れしているでしょうか?

こちらフィジーでも本日がHappy Mothers Dayで町中がピンクに染まっています。

 

以前知り合ったウクレレ教室の先生と再会する機会があったので母親の好きな曲を歌っていただきました。

 

Happy Mother's Day He sang for my mother.Thank U so much.I really appreciate you.With very kind regards.


彼は25歳の学生でありながら音楽を教えたりイベントでパフォーマンスをして将来はアーティスト(ミュージシャン)として生きていこうと考えている人です。

www.facebook.com

 

 

僕らはお金の為に演奏するんじゃない。好きだからやってるんだ。楽しいから演奏するしパフォーマンスを見て笑顔になってくれる人がいるからやってるんだ。音楽の素晴らしさを、楽しさをみんなに届けたい。

 

それでも続けていくためにはお金は必要だけど…と彼は言いました。

 

だからこそ僕は君たちを尊敬しているんだ。君たちはお金のためじゃない何かの為に働いている。人のため国のため会社のため。
僕が音楽の楽しさを伝えるようにケントも野球の魅力を伝えようと来ている。
僕は小さい頃から音楽に囲まれて育ったから人より少し上手なだけ。そこに対した違いはない。あるとしたら“音楽が好きな気持ち”とそれをみんなに伝えたいという気持ちだけ。
ケントもそうだろ?

 

深夜2時まで先輩隊員の家で続いた合唱大会。
思わぬところで自分の活動を顧みる機会を与えられました。

 

 

いちばん大事にしたいと決めていた“楽しい”という感情から離れている。

 

 

同僚が居なくなって活動の100%が自分の下にある状況で

「オレがやらなきゃダメ」
「オレしかいない」
「オレのせいで」

オレオレ人間になっていました。

 

子どもたちの“楽しい”を引き出すために、自分が“楽しく”活動したいと思っていたのに

誰の“楽しい”も生み出せないものになっていました。

 

 

調整員と事務所で話したい時に「ちゃんと休みとってる?」と聞かれて

「休めないですよ。俺が休んだらあいつらが野球出来なくなっちゃうから」というかっこつけたセリフがスムーズに出てました。

 

その後、調整員に言われた一言が衝撃的でした。

 

「同僚がいないんだから自由に休みが取れるんじゃん。」

 

私の職場は他の隊員とは配属先の状況が大きく異なり、休もうと思えばいくらでも休める職場です。

それを勝手に休んではいけないものだと思い込んで「必死に働くことが美徳」という日本人の陥りがちな働き者思考にどっぷり浸かっていました。

というかこの時も「じゃあ俺は何のために働いてるんですか?」と噛みつきそうになるところだった。

 

調整員の考えはこう。

本来ボランティアという存在が無いと考えた時、同僚が国外出張にいくということは国内の活動が停まるということ。
それがたまたま今ボランティアという人手があるから、なんとかなっているだけであってこの形はベストではない。
でも現地の人はそれに気づいていない。ボランティアという存在が当たり前になっているから。
本来バックアップであるボランティアが前面に出て活動をしている時点で間違っている。

 


理屈としては理解できる。でも腑に落ちないというか納得できないというか…

 

配属先のことを思うなら問題を気づかせるという意味では必要なことなのかも知れないけど、だからと言って現場の子どもたちを放置して自分は休みます。とはなれない。


なんでなれないのか。

 

それは自分が“自分の為に”活動をしているから。

 

誰かのための、相手のための。そんなものをボランティアという言葉から連想する。

しかし実際来て見て思うことは、みんな自分の経験値やキャリアの為のステップアップを目的の一つとしていることが多い。

 

自分だってそうだ。
活動を休みたくないのも「俺が休んだら子どもたちがうんたらかんたら…」なんて言っているけどホントのところは「俺があいつらと野球したいから」っていう理由なんじゃないかと思う。

 


昨日、事務所の外カギの南京錠が変えられていてオフィスに入れないという事件に遇いました。

 

集合時間まで20分。野球道具はオフィスの中。

先日オフィスのカギを失くして作り直してもらったこと思い出して「また100ドルかかるのはやだな」なんて思ったり。
でも道具がないと野球はできないし…
子どもたちはグラウンドで待ってるだろうし…


そーいえば最近は俺がグラウンドに行くより前に集まって遊んでるよな。
集合時間より前に来るなんて奇跡みたいなこの国で…
あいつら変わったな…

 

彼らの信頼を裏切りたくないし、純粋に子どもたちに会いたいという思いでグラウンドに行ってみると案の定10人くらい子どもたちがすでに来ていて

 

「早くノックしようぜ」とか「道具は?」とか「髪の毛切った?」とか可愛いやつらめ。

 

「今日はドアが開かなくて野球道具がないだゴメン」って言ったら

「またカギ失くしたの⁉」とか「またドア壊せばいいじゃん」とか「じゃあ今日はラグビーしようぜ」とか

 

そんなわけで底抜けに明るい彼らは一言も文句言わずに遊びだします。

裸足で3時間ラグビーをした土曜日。こーゆー日があってもいいのかな。
みんなと俺が楽しいなら。

 

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人はみんな自分の為に生きているし

 

自分の為に行動している

 

“誰かの為”の行動でさえも「誰かの為に行動したい」という自分の為

 

自分の自由で「休まない」という選択をしてきたし
これからは自由に「休む」という選択もスル

 

ギターだって弾くしラグビーもスル


自分勝手になってもいい

どうせ一人なんだし好きにやったらいい


オレの
オレによる
オレの為の
活動

NO SWING
NO HIT!!!!!!

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読売新聞に載りました!

 

やさしくなりたい

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5月も始まり日本はGWでしょうか。毎日GWのような日々を過ごしております野球隊員大嶋です。


週一更新のつもりで始めた当ブログも滞り始めております。(写真の量で誤魔化しております)

 

カウンターパートが出張で国を離れて2週間。野球隊員としての活動もぼちぼち。


せっかちで人に合わせるのが億劫な性分な故に“一人での活動”というのも好きに動けるという意味では悪くないななんて思い始めてます。

※せっかちな自分とダラダラしている自分が共存している厄介な人間です。

 

 

オフィスのカギを失くしたり家のカギをなくしたり買ったばかりのサボテンを失くしたりとバタバタしながら楽しくやっております。

 

土曜に首都スバで開催されたマラソン大会に出場しました。

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10時から活動があるという状況でも「2時間走るくらいなら余裕っしょ」という軽い気持ちで、人生で最長となるハーフマラソン(22キロ)に挑戦しました。

 

 

https://www.instagram.com/p/BiJsV2OhR9NoX_J4nNUkMFFry1pSXKvxikfnik0/

人生初マラソン。ハーフだったのに脚の痛みに負けて2時間2分。捻挫しながらも婚約パーティーにも出てきました‼︎

ゼッケンも間違えられる相変わらずずさんな対応。
名前のシールを剥がして自分の名前を書いて当日を迎えたら、他人の名前だと思っていたものがスポンサーの名前だったようで自分だけ名前をさらして走ってバカみたいでした(笑)
おかげで沿道から名前を呼んで応援してもらえたけど…


10㎞以上走るのが初めてで「2時間も走ってる間暇だろうから」と考え事のタイトルを4つほど決めて、色々考え事しながら走ったら暇つぶしになるし疲れも感じないで一石二鳥ぐらいに思って走り出した6AM

※どうでもいいことをダラダラと考えることが好き。

 

先頭から6番目で折り返した10キロ地点。
「今日の練習(活動)はどんなメニューにするんだっけ」なんて考えていたら突然現れる右足の違和感。


徐々に増していくそれは次第に痛みとなり文字通り足を引っ張る形に…

痛みに負けて歩いては休み、走っては歩き

結果2時間2分(だったらしい)


後から来た人間に抜かれる悔しさ
最後まで走り切れなかった遣る瀬無さ
周りに心配までされてしまう不甲斐なさ

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足の痛みの正体は捻挫でした。

靭帯が損傷しているとか

 

活動外でケガをしてしまう情けなさ

 

グラウンドで足を引き摺るコーチを見て子ども達は

突っついたり笑ったり心配したり

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「どうしたの」と聞かれるたびに「今朝のマラソンに参加して…」と説明するのだけど

 

フィジアンの子どもたちは「マラソン」を知らないようで

 

何度説明しても「なんでそんな疲れることするの?」って

 

to much dance last night」ってことにしました。

子どもたちもやっと納得(なんでやねん)

 

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そんなわけで暫くはテーピングの巻かれた足を引き摺っているわけですが

だからと言って何もできなくなるのは嫌

全然知らん人の婚約パーティーにも行くし先輩の同僚と酒も飲みにも行く

 

 

ラソンの翌日に同居人と映画を観に行った時のこと(アベンジャーズ


「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」本予告

一緒に歩いてる同居人の歩行速度が不思議なほど遅いことに気付いて

 

「あぁこの人は俺のスピードに合わせてくれてるんや」と優しさに触れた瞬間でした。

 

 


普段ゆっくり歩くのが苦手な自分は「誰かに合わせる」ということが苦手。

 

ちょっとした坂道で直ぐ休憩するフィジアンが信じられない


「登り切ってから休めばいいのに」と思いながら追い抜いていた職場の近くの坂道。

 

足を引き摺って手すりに持たれながら歩く今では、休憩してるフィジアンにも抜かれてしまうほど遅い。

 

「健康」がどれほど有難いものなのか、身に染みて感じます。

 

 

 

普段から行動を急かしていた教え子たちにも、手を借り肩を借りている始末。

 

あんなにも「早く早く」とうるさかったコーチが、こんなにも鈍くさくなっているのに彼らは文句ひとつ言わない。(ニヤニヤしながら助けてくれる)

 

これが彼らの優しさなんだろうか。


そうだとしたら自分はとっても優しくない人間かもしれない。

 

 

やさしくなりたい

やさしくなりたい

 

 

先輩隊員が言っていた「彼らが急がないのは心に余裕があるからなのかもね」という言葉。

 

遅いのではなく余裕の現れ。

 

遅いことにいちいちイライラしていた自分。


遅いこと、遅れることを許容できるようになったら彼らのようにもっと優しくなれるのだろうか。

 

せっかくこんな国にいるのだからゆっくりを楽しんでも良いのかもしれない。


NO SWING
NO HIT!!!!!!

ぶっ飛ばす

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Bula! 相変わらず狂ったタイトルですがこんにちは。

 

日本では新年度を迎え新学期に入り新入生や新入社員が入学式や入社式を行い新しい何かが始まっている頃でしょうか。

こちらフィジーは7月が年度末なのでセメスターの終わり始まりのドキドキワクワクはもう少し先になりそうです。

 


かりゆし58「オワリはじまり」

 

前回の更新から3週間も空いてしまったのは何も報告することが無くなってしまったからです。
と打ったあとに振り返ってみると、オリンピックオフィス会議にイースターにサイクロン、同期隊員の訪問、JICA理事長の来フィジーと意外となくもないのですが。

イースター旅行楽しかったな…

https://www.instagram.com/p/BhFmAQ1HSKXQLpRJN9zV5yb6qU4nXAH84k-UB40/

Easterの4連休。リゾートに行って激しく遊んできました。観光地でお金を落とすのも1つの支援のカタチでしょうか。カヌー卓球バレー絵ビリヤード人狼サッカー大富豪#Easter#mangobay#FIJI

 

 

ここで気づくことが、数か月前まであった「小さな気づきを大事にする心」みたいなものを失いかけていたということです。

 

ちょっと前までは何でもないことを拾ってきては「あーだこーだ」と頭をひねっていたのですが、今は心が乾いてきたというかこの生活に慣れてきてしまったようです。

 

協力隊としてフィジーに来てもう直ぐ10ヶ月

時々イベントはあれど生活のパターンは決まってきました。

 

月~土で活動して日曜はゆっくり起きて掃除してバスケ。

人は慣れてしまうもので、そんな自分に気づいたときには謎の深溝にはまっていました。


「俺はなんでフィジーに来て野球を教えてんだ?」

 

自分が本当に求められているのか。
自分のやってきたことはあっているのだろうか。
この先なにをやっていけばいいのだろうか。
彼らは本当に野球をやりたいのだろうか。
なんで国は野球隊員を要請したのだろうか。

 

考えだしたらキリがないですが
どーでも良いことを考えるのが好きなせいで必要以上に考えてしまいました。
考える時間が多いから(暇なのかな)


結局答えは出なかったけど先輩SVがこんな話をしてくれました。

ケントの活動はライフラインから遠いし生活に直結していない。必要かどうかで言ったら必要じゃないかもしれないけど、生活を豊かにしているんだよ。
生活の中に入ってくるモノじゃないけど人生に必要な要素のプラスαとして在るべきもので、それがあることで幸せになる人がいるんじゃないか

 

 

自分の活動で誰かが幸せになっているかは確認のしようがありませんが、一つの答えとして受け止めることが出来ました。

 

 

 

みんな幸せになるために生きている。だから全ての行動は幸せになるためにしている

 

とも言われました。
さすがSV。60年も生きている大先輩の言葉は重みが違う。


そもそも周りに答えを求めてる時点で違う気もするのですが、有難いお話を受けてそんなこんなで自分に折り合いをつけて(無理矢理)活動熱が高まったところで突然の人事。

 

唯一の同僚でありカウンターパートが海外出張で4ヶ月FMS(ミクロネシア)に行くことが決まったのです。
しかも出発の二日前の報告…大好きな同僚

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まじで⁉

 

思わず日本語が出ました。俺の反応に同僚ゲラゲラ笑ってました。何笑っとんねん(笑)

 

昨年も1ヶ月ほど一人で活動している時期がありましたが、4ヶ月はいかついな(笑)

 

no-swing-no-hit.hatenablog.com

 

 

「ボランティアの俺はオイテケボリやないかー」とか
「なんで二人しか働いていないうちの事務所から連れて行くんやー」とか
「4ヶ月は長すぎやろー」とか
「せめてもっと早く知らせろやー」とか

 

言いたいことは山ほどありましたが二日後には出発と決まっていたので、残った仕事の整理と引き継ぎに終われ大したことも言えず昨日旅立ってしまいました。(13日の金曜日だったから心配)

 

彼の今までの功績が評価され選ばれたこと。

自国の指導者が選ばれたことは嬉しいし誇らしいことなのですが、どうしても自分のことばかり考えてしまう。まだまだ子どもです(反省)

 

 


俺はどないすんねん。ネグレクトの親に文句も言えない放置された子どものような心境。

 

ため息交じりに帰宅して同居人に伝えると自分以上に驚いてくれました。
「それはちょっとヒドイね…でも 逆にチャンスじゃん

                         逆にチャンスじゃん
                           チャンスじゃん
                             ンスじゃん
                               じゃん

                                 ん
                               ん?

 

 

 

「何がチャンスやねん!!!!」
と一瞬思ったけど口は勝手に「たしかに」と動いていました。

そうでしたチャンスでした 逆に(笑)

 

 

何の根拠もないけど何とかなる気がしてきました。(徳さんのありがと)

何とかするというか、同僚がいない間の「維持だけでは気が済まない」という謎の闘志がわいてきました。

そんなわけで早速スタンプカードを創ったり野球クイズを作ったりオフィスで一日ジム作業したりと野球隊員らしからぬ活動をしたり…


会長にも「こーゆう状況を悲観的に捉えることはない。協力隊あるあるだ。」と言われ「あるあるなのか。」と謎の安心感を得ました。(あるあるじゃマズいだろ)

 

ということで再び一人の活動が始まりますがやる気に満ちています。

なんとかなる。いやなんとかする。というかぶっ飛ばす(何を?)
これチャンスですから。逆に。


ってことで今日は勢いだけで書いていますが、あるあるの皆様読んでいましたら一緒にぶっ飛ばしていきましょう!(だから何を?)


NO SWING
NO HIT!!!!!

 

つながり

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フィジーに来て8ヶ月。任期の3分の1が終了しました。

 

自分たちより後に来た短期ボランティアが帰国したり、先輩隊員が帰っていく姿を見て、勝手にカウントダウンを始めては焦りを覚える今日この頃です。

 

大学を卒業して1年。
東日本の震災から7年。


高校で最後にするつもりだったのに、まだ野球をしてるとは思わなかったな。
部活に明け暮れていたあの日、グラウンドの地面にはヒビが入りネットは大きく揺れていた。


「スクールバスが走れないから親が迎えに来るまでは帰れない」という理由で世間がパニックになってる中も21時まで練習をしてた。☜アホ

 

 

私の派遣されているフィジーも一昨年、大規模なサイクロンの被害に遇い未だに復興が進んでいない地域もあります。


日本の震災の話をすると「僕たちに出来ることは目の前のことを一生懸命やることだね」と笑顔で言ってくれました。
楽観的な部分もありますが前をむく姿勢は見習いたい。

 

 

母親が遊びに来ました。落書きだらけのボディ陽気なバラード窓の無いバスと遠回りの帰り路8ヶ月目のお気に入り。#FIJI#queensload

 

 

先週日本から母親が遊びに来ました。


とは言え大して遊ぶこともなく活動を見学したりお土産を買ったりでそそくさと帰っていったのですが「自分のことを知ってくれている存在」が居るっていうのは有難い。

 

フィジーの生活を始めて親の有難みを感じ始めたこともあり、息子の顔と生活を観るためだけにわざわざ飛行機を乗り継いで来るって凄いことだ。ありがたやありがたや。

 

お土産を持ってオフィスや配属先、ドミトリーなどを回って「いつも息子がお世話になっています」と言う母と一緒に2日ほど過ごした。

こーゆう機会だから思い出すのか「あの人にも挨拶しなきゃ。あああの人にも」とどんどん出てくる。

 

挨拶に回るたびに、自分は色んな人に支えられてるんだと実感した。

 

 

 

 

配属先の会長も日本から来て頂き一緒に食事をして活動のことや将来のことについて語らいました。

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そして木曜に急遽開かれた記者会見。

 

先日贈呈式を終えた野球道具についてメディアに発信しました。


「世界の笑顔のため」プログラムで頂いた道具と、今年の夏に招待を受けている「世界少年野球大会」への参加についてのプレスリリース. 

 

緊張した。インタビューの最中もまともに喋れてないのがわかるくらい緊張した。


FBC 7PM NEWS 22 03 2018

 

テレビの影響力は大きい。翌日には教え子にからかわれていた。
ニュースや新聞を見てグラウンドに来てくれる子どもも少なくない。


メディアやネットのつながりもバカに出来ない。

 

 

我々の活動に興味を示して、日本から「支援をしたい」と言ってくださる方、台湾から「道具送るよ」と言ってくれた女子選手。


「協力隊に応募しようと思っている。」と自分の背中を追いかけてくれる後輩。
「フィジーで野球を教えたい。フィジーの為に出来ることはないか」とメッセージをくださる方。

 

JICAのプログラムで届けてもらった道具もそう。

 

no-swing-no-hit.hatenablog.com

 


遠い国にいる誰か、顔も知らない誰かとつながりの中で自分は活動をさせてもらってるんだなと実感しました。


先日、同期の短期ボランティアが送ってきたNTTのページ。

 

“つなぐ ”という言葉にはたくさんの捉え方があります。
自分が何かをすることで、人が喜んでくれたり悲しんでくれたりするという関係。
それはきっと自分自身がなにかをつなげてきたからこそ、人ともそうやってつながることが出来たのかなと思っています。
もし、僕が全然知らないところで人の心が動いていてくれるとしたら、きっと、そんなことを想像してくれたからではないでしょうか。
人との心のつながりは、普段の生活の中でも人に触れ合うたびに感じる。
近くにいる人たちは何も言わないけれど伝わってくるものがある・・・。日々人とのつながりを感じています。

 

www.ntt-east.co.jp


イチローのコメントと、ひたすら並べられた「つなぐ」という言葉。

「繋がり‐つながり」

Connection
Relation
Link

 

色んな意味のつながり

 

 

フィジーで大人気のラグビーも、野球もバスケもサッカーも「つなぐ」ということは大事なこと。
パスを、バトンを、順番を仲間へつなぐ チームスポーツ。


そんなつながりを再認識した。

 

 

国内は陸上の大会シーズン。


子どもたちも走りたくて仕方ない様子。
練習終わりのリレーは定番となってきた。

 

性別年齢ごちゃ混ぜの全員リレー。
バトンを落としたりぬかるみで転んだりしながら滅茶苦茶なフォームで走る姿が毎週の愉しみ。

 

野球を通して何かしらのつながりを生み出せたらいいな。

 

NO SWING

NO HIT!!!!!!

 

 

変わっていくものと変わらないもの

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先日Facebookに上げた「世界の笑顔のため」プログラムの投稿が細貝さんのブログに掲載して頂いたので紹介させていただきます。☟☟☟☟☟☟

ニュージーランドで得たもの ~当たり前の環境を当たり前と思わないこと~ - 未分類

 

NZ遠征で出会った細貝さんは、大会のPT(理学療法士)として選手の身体のケアをして頂いた方です。

 

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細貝さんは日本でスポーツトレーナーとして高校野球などのアスリートに関わったいるそうで、日本の野球少年が世界の野球に目を向けるきっかけになればと思っています。

 

上の記事で「中止になった」と嘆いている支援のプロジェクトとは別に「世界の野球グローブ支援プロジェクト」という制度があり、こちらは引き続き行えるようですので関心がある方は是非、グローブをフィジーに届けてくださいませんか?

http://www.yomiuri.co.jp/adv/glove/

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私は以前からブログやFacebook内で「世界一野球の強い国 日本」みたいなことを書いてきました。

これは私の個人的な見解ではなくWBSCのランキングに基づくものでした。

 

World Baseball Softball Confederation 世界野球ソフトボール連盟
IOC国際五輪委員会の承認を受けた唯一の野球ソフトボール統括団体)

 

World Baseball Softball Confederation

 


________________________________________
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、2013年それぞれの前身となる国際ソフトボール連盟(ISF) と国際野球連盟IBAF)の歴史的な統合により設立された野球・ソフトボールの世界統括団体です 。
本拠地をスイス・ローザンヌにおくWBSCは、2013年9月8日第125回IOC総会で国際オリンピック委員会により、野球・ソフトボールの両スポーツを管掌する唯一の国際組織として公認されました。
WBSCには アジア、アフリカ、南北アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなど133の国と地域をあわせ193の連盟が加盟しています。その中にはプロ野球/ソフトボール団体も準会員として含まれWBSCをサポートしています。野球・ソフトボールの公認統括団体として、WBSCは国際大会すべてを管理し、各国代表チームが出場する大会・トーナメントや世界選手権の一切の権利を有しています。一方、WBSCの加盟会員はその国の代表チームを選抜・編成する権利を有しています。WBSC及び加盟会員の野球競技に関するこうした独占的な権限は、WBSC世界133の加盟国の地域にて適用されます。また各加盟国は会長、事務局長、財務部長の投票選出の際、野球部門組織に1票、ソフトボール部門1票づつ計2票の決議権を有しています。2名のアスリート代表は、アスリート委員会が任命します。 WBSCは、野球とソフトボールとそれぞれの部門に分かれて管轄しています。また両国際連盟の定款にも明記されIOC委員会からの要請にもあったとおり、各常設委員会がさまざまな議案や事柄の対処のため執行委員会を支援することになっています。

 

WBSCのランキングはNPBMLBプロ野球選手が戦うWBCやプレミア12だけでなく、私の教え子たちが出場したようなU12~U23までのカテゴリー別の勝敗など全ての国際試合の結果を加味したもので国ごとの野球のレベルがランキング化されているものと言えます。

ランキング - WBSC

 

私は毎朝このランキングを見ることが習慣になっているのですが先週ついにランキングが大きく変わりました

4年近く1位に君臨していた日本がアメリカに1位の座を明け渡したのです。

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2017WBCのアメリカ初優勝が与えた影響は大きいでしょう。

 

このランキングは国際大会のたびに動くのですが男子野球の1位は常に(ここ数年)日本がいました。
去年は女子ソフトボールが2位で男子ソフトボール、男女野球は世界1位にランクインしていることも在りました。

今でさえ4種ともに上位3位までにはいますが、ランキングがある以上は「世界一野球の強い国」と言いづらくなってきました。


とは言え、日本が野球先進国であることには変わりないんです。

そしてこの変化はとても良いことであると私は捉えています。

 

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やっとアメリカが本気を出してきた?

 

2017WBCで初優勝したアメリカですが、今までは本気ではなかったのではないかという声が多いです。


アメリカはNBAやNHLなど野球以外にも人気スポーツが多くあることや、自国の野球MLBメジャーリーグ)を優先する選手が多いことから優勝から遠のいていました。


「そもそもBaseballはアメリカのもんだ。勝負する必要もない。」と言ったところでしょうか(笑)
MLBの優勝決定戦(アメリカ国内1位決定戦)をワールドシリーズと名付けるくらいの自身の持ちよう(笑)

(ちなみにNPBは控え目に「日本シリーズ」としている)

 


しかし去年は決勝リーグが自国開催ということもあり例年になく力を入れていたのかもしれません。
そして世界のの強豪たちを破っての初優勝。このことがアメリカ国民の野球熱を少しは高めてくれたのだと思います。


WBCの優勝やWBSCランク1位奪取ということもあり今やアメリカは空前の野球ブーム到来?


なんてことはないとは思いますが

2028年開催の夏季L,A五輪の種目に野球が入ることが有力になってきたのではないだろうか。

2020東京五輪で正式に種目として復活した野球ですが次大会のパリ五輪は危ういとの声もありましたが、アメリカが乗り気なら2028までは続くのではないだろうか…期待も込めて

 

 


いま、野球が変わってきている


以前から「試合時間の長さ」が課題として挙げられてきた野球。

試合時間短縮運動が各地で行われている。

 

昨シーズンMLBではイニング間の時間を一昨年の2分30秒から2分10秒と縮めて運営したが平均試合時間が3時間25秒と一昨年より7分も伸びている。

 

 

「選手の意識が足りない」とコミッショナーは新たな対策を挙げている。

 

試合の時間制限がないことが、野球の最大の特徴であり魅力の一つ(とわたしは思っている)なのに…

でも実際「試合時間が長い」せいでテレビの枠の問題が起きたり、野球を知らない人が敬遠しがちになっているのも事実。

 

 

20秒ルール

投手が捕手からの返球を受けてから20秒以内に次の投球を行うもの。
投手の作る間合いで打者と勝負するのが野球の魅力の一つ。
走者の盗塁を防ぐのも投手の間の取り方が大事になる。
という意味では投球感覚を強制するのは野球ファンとしては賛成しがたいようにも思う。

 

敬遠申告制

こちらは書いて字のごとく。

「フォアボールで歩かせたいのにわざわざ投げる必要はない」ということだろうか。
わかる。わかるけど。なんかダサくないか?
マウンドでピッチャーが「敬遠しまーす」っていうのかな(笑)
(※守備側の監督が審判に口頭で伝えるらしい)


新庄剛志 敬遠球をサヨナラヒット! intentional walk hit

昔、新庄が敬遠球を打ってヒットにしたし、もっと昔には敬遠球を打ってホームランにした人もいたらしい。
敬遠って意外と難しくて、バッターには当てられないけどキャッチャーは捕れるくらいのボール球を試合の緊張感の中投げる。
プレッシャーで手元が来るって暴投してランナーが還って決勝点なんてこともある。
日本の強豪校は普段から敬遠の練習もしてるとか。

敬遠のドラマが見られなくなるのか…

 


エクストライニング制(タイブレーク制)

MLBは引き分けがない。勝敗が決まるまでは無限に延長戦を続ける。
過去には延長26回まで行われた試合もあったと言う。
Eイニング制を導入すれば延長戦での長い試合時間も短縮できる。
※延長に入ったイニングを無死一二塁から再開し得点が入りやすくなることで決着を早急につける。

 

 

7イニング制

これは上の不満と真正面からぶつかり根本から覆すもの。
そもそも9回までやるから長いんじゃん(笑)ってか

少年野球、中学野球、草野球は7イニングもしくは2時間半(グラウンドルール)で試合が終わる。
プロもそうしたら?って話

 

 


Baseball

Baseball5 - WBSC

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これはMLBとかNPBとかじゃなくてWBSCが動き出した「5人制野球」

 

7人制ラグビーやフットサルなど元来の競技の大枠は変えずに規模を小さくして行うスポーツの仲間と言えるだろう。

 

打って走って捕って投げて。基本的な元来の野球のスタイルは残しつつもピッチャーもキャッチャーもいない。


打球は地面に触れずに策を超えたらアウトという(ホームラン制度がない)全く新しい野球だ。

 

5対5の5イニング制(守備5人)

当然グラウンドの規模小さくなり5人でも守れる広さ。

グローブやバットといった道具は不要

打者が素手でボールを打ってプレイが始まる。

 

バッテリーがいないことや走者のリードが出来ないことから「野球」にあった細かいルールが大幅に減ることは間違いないだろう

youtu.be

(ボール一つ以外は道具不要、10人いれば試合が出来る。試合時間も短い。)
☝という野球が普及しづらい問題点をほぼほぼクリアしている。

このBaseball5が「野球」と言えるかは甚だ疑問だが、これをきっかけに「野球」にも興味を持つ人が増えるという効果は期待できるかもしれない。

 

これって実は昔からあったんじゃないか?

 

小学校の休み時間。ソフトバレーボールで「手打ち野球」なるものをやっていた。
野球好きの友達を集めても18人揃うかとなんかまずない。
足りない守備は攻撃側から補ったりして、グローブが足りなければ帽子を代用して。

 

大学の時にはビニール傘とペットボトルのキャップだけで2時間は遊べた。(何度か怒られた)


道具があるに越したことはないけど、無ければ無いで遊べるってこと。
Fijiでも日本でも変わらない。

変わっていくものと変わらないもの。


NO SWING
NO HIT!!!!!‼

オマケノノビシロ

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今月はサボり気味のブログ更新です。

 

 

配属先の子どもたちの試合相手に と以前から在フィジーの日本人の方にお声掛けをして選手に集まってもらい定期的に練習試合をして頂いています。

昨年は2試合して日本チームの2勝。うち野球経験者は2~3人。
「未経験でも日本人はこれだけ出来るんだ」というのを見せつけられてはいたものの

力の差に指導者としては喜べない状況でした。

 

 

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先週の試合ではそんな不安を吹き飛ばすように成長した姿を見せてくれました。


日本チームの方にも「上手くなった」と褒めていただき「我々も練習しなきゃ」とまで言わせました。
10-5でフィジーの勝利。


始球式に挑んで頂いたJICA新所長に勝利を届けられなかったが教え子の成長と言う何よりも嬉しいものを肌で感じた。

 

 

 


速いものでNZ遠征から1ヶ月たつ。

 

no-swing-no-hit.hatenablog.com

 

少し見ない間に選手の身体は大きくなりあっという間に大嶋を見下ろすように。(ムカつく)

 

試合前に「ケントはフィジーチームだよね?」と聞いてくる選手。
→そんなわけあるか。と思いながらも嬉しい。

 

何人かの選手が“ケントさん”と呼ぶようになった。


同僚は日本にも3度ほど訪れている良き理解者なのでお互いに「~さん」と呼んでいる。
そのことも影響しているのだろうか。

なんで?と聞くと「リスペクトだ」と言う。ほんまかいな。

 


あの3ヶ月で技術以外にも影響が出ていることは嬉しい限りだ。

 


選手だけでなく保護者にも影響があった。

毎週のように練習を手伝ってくれる親や「地域で子どもたちの練習を見たい」と活動に協力しようとする親も出てきた。

 

 


配属先の管轄親の青年・スポーツ省にも招かれ話をする機会を貰った。


地域の子どもたちを対象に活動していることを高く評価してくれたようだ。
(他のスポーツは地域に協力なんてしなくても人気があるし競技人口も多いからね)と思いながらも、悪い気はしなかった。

 

お金のない地域での普及活動を地道に拓き続けてくださった前任者と同僚の働きがやっと報われてきたのだ。

 

 


メディアの対応も少しづつ変わってきた。

先月のNZ遠征の余韻を残したまま「代表チームが銅メダル‼」みたいな報道や記事が国内では未だに出ております。(他にニュース無いんかい)


とは言えメディアに報じられるということはありがたいもので、競技の普及においてこれほどにない影響をもたらしてくれるであろう(と信じております)


実際に昨年末からの記事掲載や報道を確認できただけでも10回ほど。

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どんな形であれ人の目に触れるということはきっかけづくりになる。
自社制作の野球広報誌(再開予定)を発行するよりもよっぽど影響力がある。

 

何しろフィジーにはテレビ局(チャンネル数)が2社しかないし主要な新聞社も2社。
4社ともほぼ同じように取り上げてくれていることを考えると少なからず誰かの目には留まっているはず。
これを機に配属先も広報活動に一層力を入れる方針だし、JICAも別で宣伝しようとしている模様。

我々のプログラムに参加してくれる現地人が増えることを切に願っている。


Fiji Sun Online 29/01/18
http://fijisun.com.fj/2018/01/29/fijian-baseball-u15-win-bronze/

Fiji TV 28/01/18
http://fijione.tv/fiji-u15-baseball-win-bronze-in-nz/

FBC Sports News 27/01/18
.http://www.fbc.com.fj/sports/59085/fiji-finishes-third-at-oceania-baseball-under-15-championship

Fiji Times Online 26/01/18
http://www.fijitimes.com/story.aspx?id=432284

Fiji Times 27/01/18
http://www.fijitimes.com/story.aspx?id=432380

Fiji Times 14/01/18
http://www.fijitimes.com/story.aspx?id=430723

Fiji One Sports News 28/12/17
https://youtu.be/8-JxzXoHqy0?t=7m13s


FBC Sports News 27/12/17
https://youtu.be/Sc6xvlCypq0?t=18m40s

 

 


新聞だかニュースだかを見て「うちの子も一緒に野球をやらせてくれ」と言ってきた
オーストラリア出身の白人親子。

大歓迎どころの騒ぎじゃない。「野球やらない?」とこちらが持ち掛けてやっと重い腰を上げる子も多い中、自ら出向いてくれるなんてありがたや。

 

 

以前から同僚が協力しているオリンピックオフィスからも仕事の依頼が入るようになった。

地域の清掃活動だ。

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お金にならないボランティア活動だけど、選手が地域への貢献できるのは大会での結果意外にこーゆー機会しかない。


フィジアンでも進んでやりたがる人は少ない案件を喜んで持ってくる同僚に感謝。

ローカルビーチから一般道まで、手袋とビニール袋を持って4時間半。

業者を呼ぶレベルのゴミの山との闘い。

オリンピアや国を代表するアスリートたちも参加してくれたこの企画に呼んで頂けたことは大きな一歩。


何よりも子どもたちが来たことが大きい。

 

決して楽じゃない上に完全なボランティア

それでも「自分の手でゴミを拾った。ビーチや道をキレイにした。」という事実は大きい。

 

「日頃からキレイにしてればいいのに」と言った子どもがいた。

参加したからこそ生まれる発想。

何かしらを感じてくれていたらいいな

 

Team Fiji clean up campaign | Magisto

 

トップアスリートたちと関わって思ったのは、トップになればなるほど礼儀正しい。
礼儀正しいというか、どんな相手に対してもリスペクトをもって接している。
初対面の相手でも、子どもでも、外国人でも。少しも偉そうにしない。

皆と同じようにゴミを拾うし積極的にゴミ山に飛び込んでいた。

 

日本のお米の話を思い出した。
「稲穂は実れば実るほど首を垂れる」
(成功している人ほど謙虚な姿勢を忘れないもの)

自分の中でも学びのあった時間だった。

 

 

物事にはsoどんな時だって
オマケのノビシロがついていて!
何かを築きそして変えて越えて!
奇跡と言う名の必然を繰り返して!
上へ!


ONEOKROCKのDeeper Deeperの一部。

 

Deeper Deeper/Nothing Helps

Deeper Deeper/Nothing Helps

 

 

本来の目的以外のとこで得るラッキーチャンスみたいなものが時々あって

意外と大事ラッキーチャンス。

 


行動には何かしらのリターンがあって

行動しなければ何もない。

 

 

結局いつもここ。

 

 

NO SWING

NO HIT!!!!!‼

 

 

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