出来なくて当たり前 出来たら男前

青年海外協力隊fiji野球隊員備忘録.小言戯言独り言。

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ

NO SWING NO HIT!!!!!

この世の人間は2つに分けられる・・・
スウィングする者とスウィングしない者だ。 

映画スイングガールズの劇中に何度も出てくる台詞です。

 

 

スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]

スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]

 

 

野球のシーンでも同じ台詞出てきます。

 

竹中直人すきだったな

 

 

  • 5年生のころ
  • なんで振れなかったのか
  • 振らないこと
  • 振ること
  • まず振ってみる

 

 

 

 

 

小学校5年生のころ。6年生が4人のチームですでにレギュラー入りしていた自分は上級生の試合にも出ていた。

 

対戦相手は殆どが上級生。

 

相手ピッチャーは市の選抜チームにも選ばれた剛腕投手。

 

球、めっちゃ早い。

公式戦の雰囲気。最終回7点差(リードされている)の壁。

ベンチからの応援という名のプレッシャー。

 

恐怖。

 

2球連続で見逃しあっという間の2ストライク。

ベンチの親父(当時監督)から怒号が飛ぶ。

 

振らなきゃ何も始まらない

 

何度も聞いた台詞。自分に対して言われたのは初めてだった。

 

恐怖でバットが振れないことなんて初めてのことだった。

 

怖い。振っても当たらないし、振らなきゃ怒られるし…

 

 

3球目インコース。飛び上がるようによけて盛大に転ぶ。

びっくりして涙が出る。

 

怖い。涙が出る。あの頃はすぐ泣いていた。

 

振らなきゃ何も始まらない

 

またかよ

 

この時の自分には‟諦めうる条件”充分に揃っていた。

 

上級生、剛腕、最終回7点差、それまでの打席の凡退

 

極めつけは恐怖。‟怖い”という感情が脳みその大半を支配していたと思う。

 

そりゃ身体は動かない。

 

なんで振れなかったのか。

 

最も大事な‟打ちたい”という気持ちがなかったから‟バットを振る”という行動を選択できなかった。

 

‟打ちたい”と思えば“打つために”どうすればいいのか、誰でもわかることだ。

「とりあえずバット振らなきゃ打てないっしょ」って話。

 

何かを諦めるときって意外とこうなりがち。

 

「苦手だから」とか「この前失敗したし」とか「調子悪いもん」とか

積極的に“出来ない理由”探しがち。

 

 振らないこと

 

振らなきゃ何も起こらない。

野球の場合は打席に立ってれば四死球の可能性もある。

それか見逃し三振しかない(一応振り逃げもある)

相手ピッチャー次第。

 

運命の舵を相手(他者)に委ねるということ。

自らの意思による行動を放棄することになる。

(「何もしない」という行動も時にはあるが)

 

振ること

 

振らなかった時の結果は以上の3パターンだが、バットを振った瞬間に結果の可能性は無限に広がる。

 

バットを振ればキャッチャーがボールを落とすかもしれない。

 

打撃妨害だって、振り逃げだってある。

 

ファールになればもう一度チャンスがある。

 

内野に転がせばイレギュラーだってエラーだっておこる。

 

誰もいないところに落ちればヒットだし

 

間違って芯を食えば長打だってありうる。

 

 

 

 

 

あの日の大嶋少年は‟打ちたい”という気持ちを忘れて嫌々バットを振った4球目。

打球はライトの頭上を越え結果的にはホームラン。

f:id:p1073:20171117074139j:plain

試合には負けたけど何かが変わった日だった。

 

親父は何も言わなかったけど嬉しそうだった。

 

 

あの日の成功体験があるからフィジーに来てる。のかもしれない。

 

青年海外協力隊として派遣されて5か月が経とうとしている。

 

恐怖で涙を流すことはなくとも、迷うことや足が重くなることは多々ある。

 

そんな時に“とりあえず”の一歩目が出せるように。

 

まずは振ってみる

 

振って初めて振り方がわかる。

 

バットの重さも、スイングの軌道も

 

振ってみないことにはわからない。

 

打てるかどうかじゃなくて‟打ちたい”かどうか

 

振るかどうか。

 

この世の人間は2つに分けられる・・・
スウィングする者とスウィングしない者だ

 

スイングする者に

 

 

NO SWING

NO HIT!!!!!‼

 

 

そんなわけでブログも始めてみようと思います。

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ