オマケノノビシロ
今月はサボり気味のブログ更新です。
配属先の子どもたちの試合相手に と以前から在フィジーの日本人の方にお声掛けをして選手に集まってもらい定期的に練習試合をして頂いています。
昨年は2試合して日本チームの2勝。うち野球経験者は2~3人。
「未経験でも日本人はこれだけ出来るんだ」というのを見せつけられてはいたものの
力の差に指導者としては喜べない状況でした。
先週の試合ではそんな不安を吹き飛ばすように成長した姿を見せてくれました。
日本チームの方にも「上手くなった」と褒めていただき「我々も練習しなきゃ」とまで言わせました。
10-5でフィジーの勝利。
始球式に挑んで頂いたJICA新所長に勝利を届けられなかったが教え子の成長と言う何よりも嬉しいものを肌で感じた。
速いものでNZ遠征から1ヶ月たつ。
no-swing-no-hit.hatenablog.com
少し見ない間に選手の身体は大きくなりあっという間に大嶋を見下ろすように。(ムカつく)
試合前に「ケントはフィジーチームだよね?」と聞いてくる選手。
→そんなわけあるか。と思いながらも嬉しい。
何人かの選手が“ケントさん”と呼ぶようになった。
同僚は日本にも3度ほど訪れている良き理解者なのでお互いに「~さん」と呼んでいる。
そのことも影響しているのだろうか。
なんで?と聞くと「リスペクトだ」と言う。ほんまかいな。
あの3ヶ月で技術以外にも影響が出ていることは嬉しい限りだ。
選手だけでなく保護者にも影響があった。
毎週のように練習を手伝ってくれる親や「地域で子どもたちの練習を見たい」と活動に協力しようとする親も出てきた。
配属先の管轄親の青年・スポーツ省にも招かれ話をする機会を貰った。
地域の子どもたちを対象に活動していることを高く評価してくれたようだ。
(他のスポーツは地域に協力なんてしなくても人気があるし競技人口も多いからね)と思いながらも、悪い気はしなかった。
お金のない地域での普及活動を地道に拓き続けてくださった前任者と同僚の働きがやっと報われてきたのだ。
メディアの対応も少しづつ変わってきた。
先月のNZ遠征の余韻を残したまま「代表チームが銅メダル‼」みたいな報道や記事が国内では未だに出ております。(他にニュース無いんかい)
とは言えメディアに報じられるということはありがたいもので、競技の普及においてこれほどにない影響をもたらしてくれるであろう(と信じております)
実際に昨年末からの記事掲載や報道を確認できただけでも10回ほど。
どんな形であれ人の目に触れるということはきっかけづくりになる。
自社制作の野球広報誌(再開予定)を発行するよりもよっぽど影響力がある。
何しろフィジーにはテレビ局(チャンネル数)が2社しかないし主要な新聞社も2社。
4社ともほぼ同じように取り上げてくれていることを考えると少なからず誰かの目には留まっているはず。
これを機に配属先も広報活動に一層力を入れる方針だし、JICAも別で宣伝しようとしている模様。
我々のプログラムに参加してくれる現地人が増えることを切に願っている。
Fiji Sun Online 29/01/18
http://fijisun.com.fj/2018/01/29/fijian-baseball-u15-win-bronze/
Fiji TV 28/01/18
http://fijione.tv/fiji-u15-baseball-win-bronze-in-nz/
FBC Sports News 27/01/18
.http://www.fbc.com.fj/sports/59085/fiji-finishes-third-at-oceania-baseball-under-15-championship
Fiji Times Online 26/01/18
http://www.fijitimes.com/story.aspx?id=432284
Fiji Times 27/01/18
http://www.fijitimes.com/story.aspx?id=432380
Fiji Times 14/01/18
http://www.fijitimes.com/story.aspx?id=430723
Fiji One Sports News 28/12/17
https://youtu.be/8-JxzXoHqy0?t=7m13s
FBC Sports News 27/12/17
https://youtu.be/Sc6xvlCypq0?t=18m40s
新聞だかニュースだかを見て「うちの子も一緒に野球をやらせてくれ」と言ってきた
オーストラリア出身の白人親子。
大歓迎どころの騒ぎじゃない。「野球やらない?」とこちらが持ち掛けてやっと重い腰を上げる子も多い中、自ら出向いてくれるなんてありがたや。
以前から同僚が協力しているオリンピックオフィスからも仕事の依頼が入るようになった。
地域の清掃活動だ。
お金にならないボランティア活動だけど、選手が地域への貢献できるのは大会での結果意外にこーゆー機会しかない。
フィジアンでも進んでやりたがる人は少ない案件を喜んで持ってくる同僚に感謝。
ローカルビーチから一般道まで、手袋とビニール袋を持って4時間半。
業者を呼ぶレベルのゴミの山との闘い。
オリンピアや国を代表するアスリートたちも参加してくれたこの企画に呼んで頂けたことは大きな一歩。
何よりも子どもたちが来たことが大きい。
決して楽じゃない上に完全なボランティア。
それでも「自分の手でゴミを拾った。ビーチや道をキレイにした。」という事実は大きい。
「日頃からキレイにしてればいいのに」と言った子どもがいた。
参加したからこそ生まれる発想。
何かしらを感じてくれていたらいいな
Team Fiji clean up campaign | Magisto
トップアスリートたちと関わって思ったのは、トップになればなるほど礼儀正しい。
礼儀正しいというか、どんな相手に対してもリスペクトをもって接している。
初対面の相手でも、子どもでも、外国人でも。少しも偉そうにしない。
皆と同じようにゴミを拾うし積極的にゴミ山に飛び込んでいた。
日本のお米の話を思い出した。
「稲穂は実れば実るほど首を垂れる」
(成功している人ほど謙虚な姿勢を忘れないもの)
自分の中でも学びのあった時間だった。
物事にはsoどんな時だって
オマケのノビシロがついていて!
何かを築きそして変えて越えて!
奇跡と言う名の必然を繰り返して!
上へ!
ONEOKROCKのDeeper Deeperの一部。
本来の目的以外のとこで得るラッキーチャンスみたいなものが時々あって
意外と大事ラッキーチャンス。
行動には何かしらのリターンがあって
行動しなければ何もない。
結局いつもここ。
NO SWING
NO HIT!!!!!‼