出来なくて当たり前 出来たら男前

青年海外協力隊fiji野球隊員備忘録.小言戯言独り言。

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ

変わっていくものと変わらないもの

f:id:p1073:20180307105826j:plain

 

先日Facebookに上げた「世界の笑顔のため」プログラムの投稿が細貝さんのブログに掲載して頂いたので紹介させていただきます。☟☟☟☟☟☟

ニュージーランドで得たもの ~当たり前の環境を当たり前と思わないこと~ - 未分類

 

NZ遠征で出会った細貝さんは、大会のPT(理学療法士)として選手の身体のケアをして頂いた方です。

 

f:id:p1073:20180307145659j:plain


細貝さんは日本でスポーツトレーナーとして高校野球などのアスリートに関わったいるそうで、日本の野球少年が世界の野球に目を向けるきっかけになればと思っています。

 

上の記事で「中止になった」と嘆いている支援のプロジェクトとは別に「世界の野球グローブ支援プロジェクト」という制度があり、こちらは引き続き行えるようですので関心がある方は是非、グローブをフィジーに届けてくださいませんか?

http://www.yomiuri.co.jp/adv/glove/

f:id:p1073:20180307145826p:plain

 

 

 

 

私は以前からブログやFacebook内で「世界一野球の強い国 日本」みたいなことを書いてきました。

これは私の個人的な見解ではなくWBSCのランキングに基づくものでした。

 

World Baseball Softball Confederation 世界野球ソフトボール連盟
IOC国際五輪委員会の承認を受けた唯一の野球ソフトボール統括団体)

 

World Baseball Softball Confederation

 


________________________________________
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、2013年それぞれの前身となる国際ソフトボール連盟(ISF) と国際野球連盟IBAF)の歴史的な統合により設立された野球・ソフトボールの世界統括団体です 。
本拠地をスイス・ローザンヌにおくWBSCは、2013年9月8日第125回IOC総会で国際オリンピック委員会により、野球・ソフトボールの両スポーツを管掌する唯一の国際組織として公認されました。
WBSCには アジア、アフリカ、南北アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなど133の国と地域をあわせ193の連盟が加盟しています。その中にはプロ野球/ソフトボール団体も準会員として含まれWBSCをサポートしています。野球・ソフトボールの公認統括団体として、WBSCは国際大会すべてを管理し、各国代表チームが出場する大会・トーナメントや世界選手権の一切の権利を有しています。一方、WBSCの加盟会員はその国の代表チームを選抜・編成する権利を有しています。WBSC及び加盟会員の野球競技に関するこうした独占的な権限は、WBSC世界133の加盟国の地域にて適用されます。また各加盟国は会長、事務局長、財務部長の投票選出の際、野球部門組織に1票、ソフトボール部門1票づつ計2票の決議権を有しています。2名のアスリート代表は、アスリート委員会が任命します。 WBSCは、野球とソフトボールとそれぞれの部門に分かれて管轄しています。また両国際連盟の定款にも明記されIOC委員会からの要請にもあったとおり、各常設委員会がさまざまな議案や事柄の対処のため執行委員会を支援することになっています。

 

WBSCのランキングはNPBMLBプロ野球選手が戦うWBCやプレミア12だけでなく、私の教え子たちが出場したようなU12~U23までのカテゴリー別の勝敗など全ての国際試合の結果を加味したもので国ごとの野球のレベルがランキング化されているものと言えます。

ランキング - WBSC

 

私は毎朝このランキングを見ることが習慣になっているのですが先週ついにランキングが大きく変わりました

4年近く1位に君臨していた日本がアメリカに1位の座を明け渡したのです。

f:id:p1073:20180307110803p:plain

2017WBCのアメリカ初優勝が与えた影響は大きいでしょう。

 

このランキングは国際大会のたびに動くのですが男子野球の1位は常に(ここ数年)日本がいました。
去年は女子ソフトボールが2位で男子ソフトボール、男女野球は世界1位にランクインしていることも在りました。

今でさえ4種ともに上位3位までにはいますが、ランキングがある以上は「世界一野球の強い国」と言いづらくなってきました。


とは言え、日本が野球先進国であることには変わりないんです。

そしてこの変化はとても良いことであると私は捉えています。

 

f:id:p1073:20180307111020p:plain


やっとアメリカが本気を出してきた?

 

2017WBCで初優勝したアメリカですが、今までは本気ではなかったのではないかという声が多いです。


アメリカはNBAやNHLなど野球以外にも人気スポーツが多くあることや、自国の野球MLBメジャーリーグ)を優先する選手が多いことから優勝から遠のいていました。


「そもそもBaseballはアメリカのもんだ。勝負する必要もない。」と言ったところでしょうか(笑)
MLBの優勝決定戦(アメリカ国内1位決定戦)をワールドシリーズと名付けるくらいの自身の持ちよう(笑)

(ちなみにNPBは控え目に「日本シリーズ」としている)

 


しかし去年は決勝リーグが自国開催ということもあり例年になく力を入れていたのかもしれません。
そして世界のの強豪たちを破っての初優勝。このことがアメリカ国民の野球熱を少しは高めてくれたのだと思います。


WBCの優勝やWBSCランク1位奪取ということもあり今やアメリカは空前の野球ブーム到来?


なんてことはないとは思いますが

2028年開催の夏季L,A五輪の種目に野球が入ることが有力になってきたのではないだろうか。

2020東京五輪で正式に種目として復活した野球ですが次大会のパリ五輪は危ういとの声もありましたが、アメリカが乗り気なら2028までは続くのではないだろうか…期待も込めて

 

 


いま、野球が変わってきている


以前から「試合時間の長さ」が課題として挙げられてきた野球。

試合時間短縮運動が各地で行われている。

 

昨シーズンMLBではイニング間の時間を一昨年の2分30秒から2分10秒と縮めて運営したが平均試合時間が3時間25秒と一昨年より7分も伸びている。

 

 

「選手の意識が足りない」とコミッショナーは新たな対策を挙げている。

 

試合の時間制限がないことが、野球の最大の特徴であり魅力の一つ(とわたしは思っている)なのに…

でも実際「試合時間が長い」せいでテレビの枠の問題が起きたり、野球を知らない人が敬遠しがちになっているのも事実。

 

 

20秒ルール

投手が捕手からの返球を受けてから20秒以内に次の投球を行うもの。
投手の作る間合いで打者と勝負するのが野球の魅力の一つ。
走者の盗塁を防ぐのも投手の間の取り方が大事になる。
という意味では投球感覚を強制するのは野球ファンとしては賛成しがたいようにも思う。

 

敬遠申告制

こちらは書いて字のごとく。

「フォアボールで歩かせたいのにわざわざ投げる必要はない」ということだろうか。
わかる。わかるけど。なんかダサくないか?
マウンドでピッチャーが「敬遠しまーす」っていうのかな(笑)
(※守備側の監督が審判に口頭で伝えるらしい)


新庄剛志 敬遠球をサヨナラヒット! intentional walk hit

昔、新庄が敬遠球を打ってヒットにしたし、もっと昔には敬遠球を打ってホームランにした人もいたらしい。
敬遠って意外と難しくて、バッターには当てられないけどキャッチャーは捕れるくらいのボール球を試合の緊張感の中投げる。
プレッシャーで手元が来るって暴投してランナーが還って決勝点なんてこともある。
日本の強豪校は普段から敬遠の練習もしてるとか。

敬遠のドラマが見られなくなるのか…

 


エクストライニング制(タイブレーク制)

MLBは引き分けがない。勝敗が決まるまでは無限に延長戦を続ける。
過去には延長26回まで行われた試合もあったと言う。
Eイニング制を導入すれば延長戦での長い試合時間も短縮できる。
※延長に入ったイニングを無死一二塁から再開し得点が入りやすくなることで決着を早急につける。

 

 

7イニング制

これは上の不満と真正面からぶつかり根本から覆すもの。
そもそも9回までやるから長いんじゃん(笑)ってか

少年野球、中学野球、草野球は7イニングもしくは2時間半(グラウンドルール)で試合が終わる。
プロもそうしたら?って話

 

 


Baseball

Baseball5 - WBSC

f:id:p1073:20180307150438p:plain


これはMLBとかNPBとかじゃなくてWBSCが動き出した「5人制野球」

 

7人制ラグビーやフットサルなど元来の競技の大枠は変えずに規模を小さくして行うスポーツの仲間と言えるだろう。

 

打って走って捕って投げて。基本的な元来の野球のスタイルは残しつつもピッチャーもキャッチャーもいない。


打球は地面に触れずに策を超えたらアウトという(ホームラン制度がない)全く新しい野球だ。

 

5対5の5イニング制(守備5人)

当然グラウンドの規模小さくなり5人でも守れる広さ。

グローブやバットといった道具は不要

打者が素手でボールを打ってプレイが始まる。

 

バッテリーがいないことや走者のリードが出来ないことから「野球」にあった細かいルールが大幅に減ることは間違いないだろう

youtu.be

(ボール一つ以外は道具不要、10人いれば試合が出来る。試合時間も短い。)
☝という野球が普及しづらい問題点をほぼほぼクリアしている。

このBaseball5が「野球」と言えるかは甚だ疑問だが、これをきっかけに「野球」にも興味を持つ人が増えるという効果は期待できるかもしれない。

 

これって実は昔からあったんじゃないか?

 

小学校の休み時間。ソフトバレーボールで「手打ち野球」なるものをやっていた。
野球好きの友達を集めても18人揃うかとなんかまずない。
足りない守備は攻撃側から補ったりして、グローブが足りなければ帽子を代用して。

 

大学の時にはビニール傘とペットボトルのキャップだけで2時間は遊べた。(何度か怒られた)


道具があるに越したことはないけど、無ければ無いで遊べるってこと。
Fijiでも日本でも変わらない。

変わっていくものと変わらないもの。


NO SWING
NO HIT!!!!!‼

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ