つながり
フィジーに来て8ヶ月。任期の3分の1が終了しました。
自分たちより後に来た短期ボランティアが帰国したり、先輩隊員が帰っていく姿を見て、勝手にカウントダウンを始めては焦りを覚える今日この頃です。
大学を卒業して1年。
東日本の震災から7年。
高校で最後にするつもりだったのに、まだ野球をしてるとは思わなかったな。
部活に明け暮れていたあの日、グラウンドの地面にはヒビが入りネットは大きく揺れていた。
「スクールバスが走れないから親が迎えに来るまでは帰れない」という理由で世間がパニックになってる中も21時まで練習をしてた。☜アホ
私の派遣されているフィジーも一昨年、大規模なサイクロンの被害に遇い未だに復興が進んでいない地域もあります。
日本の震災の話をすると「僕たちに出来ることは目の前のことを一生懸命やることだね」と笑顔で言ってくれました。
楽観的な部分もありますが前をむく姿勢は見習いたい。
母親が遊びに来ました。落書きだらけのボディ陽気なバラード窓の無いバスと遠回りの帰り路8ヶ月目のお気に入り。#FIJI#queensload
先週日本から母親が遊びに来ました。
とは言え大して遊ぶこともなく活動を見学したりお土産を買ったりでそそくさと帰っていったのですが「自分のことを知ってくれている存在」が居るっていうのは有難い。
フィジーの生活を始めて親の有難みを感じ始めたこともあり、息子の顔と生活を観るためだけにわざわざ飛行機を乗り継いで来るって凄いことだ。ありがたやありがたや。
お土産を持ってオフィスや配属先、ドミトリーなどを回って「いつも息子がお世話になっています」と言う母と一緒に2日ほど過ごした。
こーゆう機会だから思い出すのか「あの人にも挨拶しなきゃ。あああの人にも」とどんどん出てくる。
挨拶に回るたびに、自分は色んな人に支えられてるんだと実感した。
配属先の会長も日本から来て頂き一緒に食事をして活動のことや将来のことについて語らいました。
そして木曜に急遽開かれた記者会見。
先日贈呈式を終えた野球道具についてメディアに発信しました。
「世界の笑顔のため」プログラムで頂いた道具と、今年の夏に招待を受けている「世界少年野球大会」への参加についてのプレスリリース.
緊張した。インタビューの最中もまともに喋れてないのがわかるくらい緊張した。
テレビの影響力は大きい。翌日には教え子にからかわれていた。
ニュースや新聞を見てグラウンドに来てくれる子どもも少なくない。
メディアやネットのつながりもバカに出来ない。
我々の活動に興味を示して、日本から「支援をしたい」と言ってくださる方、台湾から「道具送るよ」と言ってくれた女子選手。
「協力隊に応募しようと思っている。」と自分の背中を追いかけてくれる後輩。
「フィジーで野球を教えたい。フィジーの為に出来ることはないか」とメッセージをくださる方。
JICAのプログラムで届けてもらった道具もそう。
no-swing-no-hit.hatenablog.com
遠い国にいる誰か、顔も知らない誰かとつながりの中で自分は活動をさせてもらってるんだなと実感しました。
先日、同期の短期ボランティアが送ってきたNTTのページ。
“つなぐ ”という言葉にはたくさんの捉え方があります。
自分が何かをすることで、人が喜んでくれたり悲しんでくれたりするという関係。
それはきっと自分自身がなにかをつなげてきたからこそ、人ともそうやってつながることが出来たのかなと思っています。
もし、僕が全然知らないところで人の心が動いていてくれるとしたら、きっと、そんなことを想像してくれたからではないでしょうか。
人との心のつながりは、普段の生活の中でも人に触れ合うたびに感じる。
近くにいる人たちは何も言わないけれど伝わってくるものがある・・・。日々人とのつながりを感じています。
イチローのコメントと、ひたすら並べられた「つなぐ」という言葉。
「繋がり‐つながり」
Connection
Relation
Link
色んな意味のつながり
フィジーで大人気のラグビーも、野球もバスケもサッカーも「つなぐ」ということは大事なこと。
パスを、バトンを、順番を仲間へつなぐ チームスポーツ。
そんなつながりを再認識した。
国内は陸上の大会シーズン。
子どもたちも走りたくて仕方ない様子。
練習終わりのリレーは定番となってきた。
性別年齢ごちゃ混ぜの全員リレー。
バトンを落としたりぬかるみで転んだりしながら滅茶苦茶なフォームで走る姿が毎週の愉しみ。
野球を通して何かしらのつながりを生み出せたらいいな。
NO SWING
NO HIT!!!!!!