出来なくて当たり前 出来たら男前

青年海外協力隊fiji野球隊員備忘録.小言戯言独り言。

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やさしくなりたい

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5月も始まり日本はGWでしょうか。毎日GWのような日々を過ごしております野球隊員大嶋です。


週一更新のつもりで始めた当ブログも滞り始めております。(写真の量で誤魔化しております)

 

カウンターパートが出張で国を離れて2週間。野球隊員としての活動もぼちぼち。


せっかちで人に合わせるのが億劫な性分な故に“一人での活動”というのも好きに動けるという意味では悪くないななんて思い始めてます。

※せっかちな自分とダラダラしている自分が共存している厄介な人間です。

 

 

オフィスのカギを失くしたり家のカギをなくしたり買ったばかりのサボテンを失くしたりとバタバタしながら楽しくやっております。

 

土曜に首都スバで開催されたマラソン大会に出場しました。

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10時から活動があるという状況でも「2時間走るくらいなら余裕っしょ」という軽い気持ちで、人生で最長となるハーフマラソン(22キロ)に挑戦しました。

 

 

https://www.instagram.com/p/BiJsV2OhR9NoX_J4nNUkMFFry1pSXKvxikfnik0/

人生初マラソン。ハーフだったのに脚の痛みに負けて2時間2分。捻挫しながらも婚約パーティーにも出てきました‼︎

ゼッケンも間違えられる相変わらずずさんな対応。
名前のシールを剥がして自分の名前を書いて当日を迎えたら、他人の名前だと思っていたものがスポンサーの名前だったようで自分だけ名前をさらして走ってバカみたいでした(笑)
おかげで沿道から名前を呼んで応援してもらえたけど…


10㎞以上走るのが初めてで「2時間も走ってる間暇だろうから」と考え事のタイトルを4つほど決めて、色々考え事しながら走ったら暇つぶしになるし疲れも感じないで一石二鳥ぐらいに思って走り出した6AM

※どうでもいいことをダラダラと考えることが好き。

 

先頭から6番目で折り返した10キロ地点。
「今日の練習(活動)はどんなメニューにするんだっけ」なんて考えていたら突然現れる右足の違和感。


徐々に増していくそれは次第に痛みとなり文字通り足を引っ張る形に…

痛みに負けて歩いては休み、走っては歩き

結果2時間2分(だったらしい)


後から来た人間に抜かれる悔しさ
最後まで走り切れなかった遣る瀬無さ
周りに心配までされてしまう不甲斐なさ

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足の痛みの正体は捻挫でした。

靭帯が損傷しているとか

 

活動外でケガをしてしまう情けなさ

 

グラウンドで足を引き摺るコーチを見て子ども達は

突っついたり笑ったり心配したり

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「どうしたの」と聞かれるたびに「今朝のマラソンに参加して…」と説明するのだけど

 

フィジアンの子どもたちは「マラソン」を知らないようで

 

何度説明しても「なんでそんな疲れることするの?」って

 

to much dance last night」ってことにしました。

子どもたちもやっと納得(なんでやねん)

 

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そんなわけで暫くはテーピングの巻かれた足を引き摺っているわけですが

だからと言って何もできなくなるのは嫌

全然知らん人の婚約パーティーにも行くし先輩の同僚と酒も飲みにも行く

 

 

ラソンの翌日に同居人と映画を観に行った時のこと(アベンジャーズ


「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」本予告

一緒に歩いてる同居人の歩行速度が不思議なほど遅いことに気付いて

 

「あぁこの人は俺のスピードに合わせてくれてるんや」と優しさに触れた瞬間でした。

 

 


普段ゆっくり歩くのが苦手な自分は「誰かに合わせる」ということが苦手。

 

ちょっとした坂道で直ぐ休憩するフィジアンが信じられない


「登り切ってから休めばいいのに」と思いながら追い抜いていた職場の近くの坂道。

 

足を引き摺って手すりに持たれながら歩く今では、休憩してるフィジアンにも抜かれてしまうほど遅い。

 

「健康」がどれほど有難いものなのか、身に染みて感じます。

 

 

 

普段から行動を急かしていた教え子たちにも、手を借り肩を借りている始末。

 

あんなにも「早く早く」とうるさかったコーチが、こんなにも鈍くさくなっているのに彼らは文句ひとつ言わない。(ニヤニヤしながら助けてくれる)

 

これが彼らの優しさなんだろうか。


そうだとしたら自分はとっても優しくない人間かもしれない。

 

 

やさしくなりたい

やさしくなりたい

 

 

先輩隊員が言っていた「彼らが急がないのは心に余裕があるからなのかもね」という言葉。

 

遅いのではなく余裕の現れ。

 

遅いことにいちいちイライラしていた自分。


遅いこと、遅れることを許容できるようになったら彼らのようにもっと優しくなれるのだろうか。

 

せっかくこんな国にいるのだからゆっくりを楽しんでも良いのかもしれない。


NO SWING
NO HIT!!!!!!

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