出来なくて当たり前 出来たら男前

青年海外協力隊fiji野球隊員備忘録.小言戯言独り言。

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気にしない・忘れる・諦める

人生で大事な能力を考えていたら

「その全てを初期設定で埋め込まれているO型の人って最強だよね」と言うことに気が付いた。

 

圧倒的偏見をぶん回して書きました。

 

 

 

 

動物園のアイドル パンダ

 

こだわりが強すぎるが故に絶滅に瀕している

世界中で野生のパンダは1900頭ほどしか居ないと言う。

 

絶滅に瀕している理由の一つがパートナーへの拘りの強さ。

どんなに強いオスだとしても、見た目や性格を(メス側が)気に入らないとパートナーとして成立しないんだとか。

 

「そもそも強いパンダとは何なのか」と言う疑問は今回考えない事にしよう。

 

 

彼らが数を減らしている もう一つの理由が食べ物への拘りにある。

 

クマ科のパンダの消化器は肉食獣のものであるにも関わらず、200万年も笹を食べ続けている。

 

未だに対応しない消化器の構造にも驚きを隠せないが、それでも好きな物を食べ続ける姿勢は脱帽ものだ。

 

消化し切れない笹と戦い疲れ切った腸を一新する為に1ヶ月に一度、粘膜の塊を排泄すると言う。

 

この時の凄まじい痛みを耐えているらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通勤電車での出来事を少し

 

毎朝の満員電車に嫌気が刺しながらも仕方なく揺られて通勤しているいる。

 

 

寒さ応える3年ぶりの日本の冬は、ドアが開く度に容赦無く冷気をぶつけて来る。

 

 

次の駅で乗って来た女性の乗客が隣に立った。

 

普段は隣に絶世の美女(馬場ふみかとか)が立とうと気が付かないほど睡魔に侵されているのだが、この日ばかりはヤケに目が冴えていたので細い目で挙動を追い掛けた。

 

女性は目の前の吊革をウェットティッシュで拭き始めた。

直前まで男性客がつかまっていた事を、そしてその男性が目の前に座っているのを知ってか知らずか

電車が次の駅に着くまで拭くのをやめなかった。

 

 

隣でそれを見ていた私の感想はと言うと

 

「めっちゃ拭くやん」

 

である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィジーでジムに通っていた時にも”めっちゃ拭く人”は居た。

 

ランニングマシンに乗る前に入念にマシンを拭くアジア人女性。

 

 

最初は気にして自分も汗で迷惑をかけないか気にしていた。(自分はランニングマシンを使わないにも関わらず)

 

毎朝同じジムで顔を合わせていて気がついた事がある。

 

 

”その人”は、誰の後でも、前に使って居た人が居てもいなくても拭く。と言う事

 

 

 

気にするだけ無駄だ。と思った

 

 

 

 

 

 

 

 

気にしない

忘れる

諦める

(こだわらない)

 

 

 

この辺の感覚は”生きていくのに大事なこと”だと思い始めた。

 

特にフィジーに住んでから。

 

 

 

”こだわり”は大事だけど”神経質過ぎる”と生きづらい。

ある程度の妥協は必要なのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

O型の魅力を詰め合わせたような人間が学生時代の友人に居る。

笹の葉の様にしなやかに、緩さの中に芯の通ったそんな彼を紹介したい。

 

 

「引っ越しを手伝ったら焼肉が食える」と言う誘いに釣られて、おなじみの街に車を走らせた。

(実際には寿司までご馳走になった)

 

 

彼の新居は、十分過ぎるくらいの広さと家賃が心配になるほどの綺麗さと立地の同世代も羨むモノだった。

 

ただ、今回私が伝えたいのは新居の素晴らしさでは無い。

彼がいかに素敵な人間で在るかと言う事でもない。

 

 

 

驚くべきは引っ越し前夜の(旧家の)散らかり具合である。

 

「翌10時には業者が家電を見積もりにきたり、家具を引き取りに来る」と言う事前情報からは想像もつかないほどに片付いていなかったのである。

 

 

 

先に断っておくと、彼の部屋を散らかしている原因は我々(自分を含む数人)にも大いに在る。

週末になると遊びに来る大学生ノリの社会人達に、隔週で散らかされる事が分かっている家主は「片付けない」と言う選択をしていたのだ。

 

 

なので普段の部屋が散らかっている事には目を瞑ってもらいたい。

 

 

 

ただ、考えて欲しい。引越し前夜にいつも通りに散らかっている部屋を。

 

 

積み上げられた”週刊少年ジャンプ”を引っこ抜いては読み散らかす友人を。

 

自分が恐ろしい。

 

 

 

 

 

私自身、特筆すべき才能は無いのだが引越しだけは人より多く経験して居る。

国内で4回、海を渡って3回、引越しには慣れたく無いが「自分がいかにグズか」を理解しているために早めに準備を始める(けどいつもギリギリになる)。

 

 

そんな私からすると、彼は(部屋は汚いけど)しっかり者の”出来る人間”であった。

 

 

仕事を持ち帰る事をせずに残業も殆どしないでちゃんと遊んでくれる。

責任感の強さや持ち前のトーク力から我々のリーダー的存在だった。

きっと職場のデスクもきちんと整理整頓されているに違いない。

 

そんな彼がなぜギリギリまで片付けをせずに前日も遊んでいられるか。

それは圧倒的余裕(気持ちに)が在るからでは無いだろうか。

 

 

彼は「ゴキブリもびっくりの生命力だからな(俺は」と言いながら深夜3時に洗濯を始める

 

この絶対的人間力と言うか受容力。

彼が愛され受け入れられる所以。

郡を抜いたミスター大雑把。

 

彼はO型の魅力に満ち溢れた人間なのだ。

「O型が一番モテる」と言う都市伝説が在るのも納得が行く。

 

 

”B型の恋人も彼との生活で徐々に逞しくなって来ているらしい”

と言うエピソードを語りながら片付けを続ける彼

 

「コレはパンツ  ペッ(彼女の下着を投げる音)」

 

雑誌の下敷きになっていた布切れをゴミ箱に放り込むのを見て大笑いする。

(翌日合流した恋人さんにバレて怒られていた)

 

 

 

 

 

 

 

大学進学を機に上京して、都内で2回目の引越し。

住んでいる町の無名のラーメン屋を勧めて来るほどの適応力。

 

ちょっと聴いただけで「俺もギターやってみたい」と言ったり

大学3年から野球を始めちゃうチャレンジ精神

職場が決まる前に住居を決めてしまう思い切りの良さ

 

彼から見習いたい所はいっぱい在るけど圧倒的存在過ぎて一生掛けても敵いそうにない。

 

良いなぁO型。

 

その柔軟な生き方でこれからもパンダの様にノソノソ生きていってくれ。

 

 

 

また遊ぼうぜ。

結婚おめでとう。

 

NO SWING

NO HIT!!!!!!

 

 

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