ただいま
Bula vinaka
一昨日フィジーのニュースで活動の一部が紹介されました。
テレビ出演は4回目(チラッと映り込むのも含めて)なのですが
相変わらず緊張しまくってかカメラに寄りすぎています。
土曜日に大嶋の活動の中でもかなり大きなイベントがあり、そのことについて取材を受けました。
24分くらいから映ってます。
一昨日の甲子園決勝。歴史的瞬間を実はFiji で観ていました。
赤道付近の国でもリアルタイムで日本の番組(たぶん甲子園だけ)を見ることが出来る時代です。
我々隊員の家にはテレビなんてないのでPCで電波を引っ張ってなんやかんやして見てました。
いいなぁ甲子園。満員の100回大会。ついこの間までそこにいたなー。
ってことで2週間ほど一時帰国していました。」というお話を今回は急いでまとめます。
WCBF主催の第28回世界少年野球大会 松江大会 に教え子が参加してきました。
一般財団法人 世界少年野球推進財団:概要 -About WCBF-
https://ja-jp.facebook.com/wcbf.jp
この大会は“世界の王”(王貞治さん。ソフトバンクホークス取締役会長)のゴニョニョ…
2017 WCBF Yokohama - YouTube ☜は昨年のものなので大嶋の教え子は映っていませんが、日本の団体がこんなことしてます。という意味でも見ていただけたら幸いです。
野球の発展途上国から選手を集めて9日間で技術指導をしたり文化体験をしてもらい交流する夢のようなツアー。
子どもたちと引率の大人1名は渡航費、宿泊費、食費その他全部タダで日本に行けて子どもたち野球道具一式とユニフォームとG-Shock支給されて至れり尽くせりの感謝カンゲキ雨嵐。
というのは選手側の事情。
こちらはとういうと。
招待を受けてからパスポートやらトランジット先のVISAの申請やらなんやかんやがあってバタバタして大変でした。
同僚がいなかったので子どもたち連れて大使館にいったり各家庭を回って戸籍謄本を集めたり…(☜忙しいので割愛)
野球の指導以外の仕事が増えた時期は英語で埋め尽くされた書類を見る度に「日本に行くんだから日本語にしてくれよ!」と心の中で叫んでいました。
最後の2週間は野球をせずにメケ(伝統舞踊)の練習をしていました。
出発の前日に選手の家族が自宅にやってきてカヴァパーティーを始めた時はどうなるかと思いましたが、この日本遠征を通して選手とはもちろん選手の家族とも距離が近づいた気がします(良くも悪くも)
選手は島根県松江市で9日間野球をしたり観光をしたり異文化に触れてハッピー万歳の時間を過ごしていたはずです。
私は自費での帰国遠征になったので少ししか一緒にいることは出来ませんでしたが
それでも一緒にグラウンドに入れていただいて取材をすることが出来たので、その時に目にして耳にしたことを綴ります。
- 行きの飛行機(メルボルン~成田)10時間座っているのに耐えられずはしゃいで怒られる。
- 飛行機の座席の下に枕をひいて寝る→バレて怒られる。
- 初めての大浴場に興奮して服を着たまま飛び込んで注意される(引率のコーチ)
- 箸が使えるようになって自慢するも他の国の選手も当たり前のように使っていた(アジアの選手かな?)
- お寺に行って座禅を組むも足が痺れて崩れたところを棒で叩かれる。
野球をしにいったのにグラウンド外のことが多すぎて笑いました。
私が島根入りした時には既にFiji の選手たちはいろんな意味で有名になっていてました。
一つひとつの行動がとにかく遅いとか、宿舎内でも大声で歌ってるとか
日本に来ても臆することなくいつも通りの自分たちで居られる彼らは流石です。
練習の際に、 いいプレーをした選手にハイタッチをしに行ったら躓いた勢いで相手の頭を引っ叩いてしまう。というシーンを実際に目の当りにした時は腹を抱えて笑いました。
本来であれば注意して謝らせるべきでしょうし、こんな話ばかりを聞くと「申し訳ありません」と頭を下げるべきなのでしょうが
私も1年Fiji にいると染まってきてしまうもので「面白い」が先に来てしまって注意どころではなくなってしまいます。
どこの国だって10歳くらいきっと皆やんちゃ坊主だろうし、細かいことを気にしないのが彼らのいいところでもあります。
相手の選手に「ごめんね」と言いながらも「うちの選手はおもろいわやっぱ」とどこか誇らしい自分が居ました(笑)
それでも野球をやらせたら身体能力は高いので自分より体格のいい選手のボールも外野の奥まで飛ばすし、他の国の選手は誰も出来ないのにFiji の選手だけヘッドスライディングをするし
彼らが目立った活躍をするたびに「僕の教え子なんです!!!!!!」と自慢したくなるのを必死で抑えていました。
フィジーに戻って選手の父親と話した時に
「日本から帰ってから息子が見違えるように変わったよ。
朝起きて顔を洗ったら外に飛び出して遊びまわるようなやつが、今では母親の手伝いをするようになったんだ。日本はなんてすばらしい国なんだありがとう。」
と感謝されました。
別に自分が何かしたわけじゃないし、むしろ俺の言うこともあんまり聞かないわんぱく小僧だけど
何かを経験して自分の中で何かが変わったんだとしたら、日本に連れていって良かったのかな。
(オレが連れていったわけじゃないけど日本に行く選手を選んだのは事実)
今回日本に行った選手が将来Fijiの代表選手になって日本で再会出来たらな…そんな日が来ること祈っています。
仕事以外でも日本を十二分に満喫しました。
結婚式の3次会で吐くまで飲む。迷惑かけてすみません。ゲ〇をかけた人が居たらもっとすみません。
西東京大会の決勝で感動する。
温泉プールで卓球に勤しむ。餃子食べ放題。カラオケでプリキュア。
倉敷に行って水害のボランティアをしようと試みるも準備不足で何もできずにヒッチハイクで帰る。
スーパー銭湯で飲むヨーグルトを大人買い。
甲子園で盛り上がってるアルプス席に再入場。
待ち合わせの新宿でドタキャン食らう。
後輩を呼びすぎて財布が空になる。
ドローンを公園で飛ばして怒られる。
一眼レフのレンズを落として御釈迦にする。
24歳になる。日フィ合計で誕生日を6回も祝ってもらいました(笑)
日本を満喫しすぎてお腹いっぱいで最後の方は早くフィジーに戻りたいとも思っていました。
仕事を残して行き過ぎたので不安だったのが本音ではありますが(笑)
ここFijiは私のアナザースカイになりつつあります。
ただいまフィジー
またね日本
平成最後の大嶋に会ってくれた皆さんありがとうございました。
会えなかった皆さんは新しい年号の時に。
NO SWING
NO HIT!!!!!!!
\富山県にお住いの皆さま!/
— 青年海外協力隊事務局 (@jocvjimukyoku) 2018年8月17日
8/25(土)#JICAボランティア #全国説明会キャラバン #富山市 で開催!当日は富山県出身のボランティア経験者も参加します!
今年の説明会キャラバンin富山県はこれ1回のみ!ぜひお気軽にお越しくださいね♪詳しくはこちらから→https://t.co/6jiTCcPWQL pic.twitter.com/uB8cKolV7B