出来なくて当たり前 出来たら男前

青年海外協力隊fiji野球隊員備忘録.小言戯言独り言。

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ

本気かどうか

久々に郵便局に行った。

 

  • しつこさと粘り強さは紙一重
  • 想像しうる大抵の願望は本気で取り組めば叶う
  • 本気かどうか

 

今日は受け取りではなく発送の為に。

自分の体ほどある段ボールを抱えてタクシーから降りると郵便局のカウンターへ進む。

箱の大きさに周囲がざわつく。

 

「海外に送りたい」といってカウンターに乗せると大柄のスタッフが隠れるほどの大きさ。

 

「この箱は大きすぎて無理ね」と一蹴。

 

「違う箱に入れ替えろ」とか「うちじゃ扱えない」とか「他の業者を当たってくれ」とか

散々「we can not」と言われたが こっちとしても送ってもらわねば困る。

 

 

「中身は意外と軽い」とか「I have to send it」とか言って必死に食い下がった。

 

時間にして1時間半くらい英語でのやり取りを辞書を片手に続けた結果

「あんた名前は」と何とか受け入れてもらえた。

 


よくある話だが外人相手の厄介な案件は「ウチでは取り扱っていない」と言って断るケースが多いとか

調整員にそんな話を聞いていたので諦めずに戦った。

f:id:p1073:20171123192401j:plain

 

 

トータル2時間半の格闘と中身の1.5倍の送料を払って郵便局を後にした。

しつこさ粘り強さは紙一重
粘り勝ちと言ったとこだろうか。


今回の件は郵便局側からすると迷惑な客だったのかもしれない。


しかし本当に無理かどうかくらいスタッフの態度を見ればだいたいわかる。
さらにこちら側の本気度も相手には伝わったんだと思う。

 

 

 

想像しうる大抵の願望は本気で取り組めば叶う。

 

 

先輩隊員が2ヶ月で5キロのダイエットに挑戦していると言っていた。
「成功したら1億円もらえる」と言われたら1週間で5キロ落とせるだろう。

 

散らかった私の部屋も「エマワトソンが遊びに来る」となったら20分でピカピカにする自信がある。

 

目標を達成したり夢をかなえたりするのに必要なのは才能じゃなくて本気度だと思う。

 

 

「○○したい」
「●●になりたい」
と言いながらも本気でそう思っていないから叶わないだけ。

 

水を飲むのだって、ドアを開けるのだって、階段を上るのだって

無意識のうちに「こうしよう」という指示が脳から出て体を動かしてる。

 

本気で「水を飲みたい」と思ったら、「まず水を探す」という指示が出て体を動かす。

これが本気じゃなかった場合「なんとなくのどが渇いたなぁ」と思って終わってしまう。

 

大きな違いは本気度の有無で、それが行動の有無に繋がる。

 

才能とか根性とかそんなんじゃない。

 

 

 

本当にやりたいと思うかどうか。

 

本気かどうか。

 

 

 

スイッチが入れば人は勝手にやりだすもの。
やる気スイッチよりも本気スイッチ

 

 

やる気のスイッチ! (Sanctuary books)

やる気のスイッチ! (Sanctuary books)

 

 

 

 

本気で続きが気になる」と思ったが為に昨晩2時まで“キングダム”をYoutubeで見ていた私のように、人はスイッチが入れば隠れてだって徹夜してだってやる。

 

 

 

子どもたちだって楽しくなると休憩中であろうとコーチの制止を振り切ってまでも練習を続けたがる時があるし

今日だって昼の練習後、私の乗ったタクシーを追っかけて「バッティングさせろ」とオフィスまでついてきた。(だったら集合時間に来なさい)

 

このスイッチを見つけられれば彼らはもっともっと成長するだろうなと思いながら日々スイッチを探しています。

 

 

隣の部屋にめっちゃ美味しそうなステーキが置いてあったら誰でも食べに行きたくなる。

「○○したい」と“本気”で思わせたらあとは勝手に努力するので結果は出る。

 

自分のスイッチのは見つけるより作ること。

目標より、目標を達成した後のご褒美(努力の副産物みたいなもの)を想像するとスイッチが入りやすい

 

 

それができたら何が嬉しいのか、何を得られるのかを考えるだけでワクワクしてくるのがスイッチ。

f:id:p1073:20171123193506p:plain

☝(フィジーで)やることリスト11月23日現在

 

「洋楽を歌えるようになったら(多分)カッコいいから」という理由で最近洋楽ばかり聴いていましたが、そもそも「英語喋れるようになればいいじゃん!」ということに気づき英語を本気で喋れるようにしようと思います。

 

まずはいっぱい使うこと。何の用がなくても同僚に子どもにセキュリティに話しかけてます。

 

本気になれば何でもできる!

 

 

 

 

NO SWING
NO HIT!!!!!

ひっくり返す

<a href="//keyword.blogmura.com/key00233061.html">[青年海外協力隊員] ブログ村キーワード</a>

 


ある人が話してくれた漫画家の話。



日本アニメ界の伝説 手塚治虫
彼を“神”と慕う人も多い。
ジブリ映画の生みの親 宮崎駿もその一人。

 

宮崎駿監督作品集 [DVD]
 

 

手塚のマンガを読んで(10代のころ)漫画家を諦めたというエピソードも残っている。

虫プロ創始者であり数多くのアニメーションや漫画を生んだ手塚は間違いなく成功者と言えよう。


しかし、成功者が必ずしも正しいとは言えない

アニメにだって正解不正解はなくて、あるとしても国や時代によって変わっていく変動的なもの。

あるとき「手塚は(作中で)人を殺し過ぎる」と気づく。

“人の死”はドラマになりやすい。感動を呼ぶにはあまりにもたやすい。
命を軽んじているわけではないが、戦中を生き抜いた手塚と宮崎では時代が違う。

今の時代に“死”を描くのは必ずしも正解ではないのかもしれない。

「何かを正解と決めることは、それ以外を否定することになりかねない」

例えば…「暴力は絶対ダメだ」と主張することは“暴力を働いている人”に対する「否定」という名の暴力なのだ。と彼は続けた。

 

 

正解、常識と呼ばれているものを一度疑ってみる。
大前提を覆して考えてみる。

そんなきっかけをくれた話だった。

 

 

 

  • 大前提をひっくり返す
  • 実際にやってみて
  • フライボール革命

 

 

 


土曜日の練習。トレーニングシューズではなくサンダルで行ってみた。

普段、殆どの子どもが裸足かサンダルで野球をしている。
街に出てもバスに乗っても学校に行っても靴を履いている人は少ない。

アスファルトでも芝でも泥の上でも裸足の彼ら。

「裸足で野球なんて危ない」→「靴を履いた方がいい」という大前提をひっくり返してやってみることにした。

f:id:p1073:20171120185030j:plain



芝生の合間から石や砂利がむき出しのグラウンドでは歩くのもゆっくりになる。
結果から言うと足裏が痛くて殆ど走れなかった。


裸足で全力疾走している彼らの足の皮は相当分厚いに違いない。

やってみて分かったことは彼らのタフネスさと裸足のほうが地面を指で掴む感覚や踏ん張りは効く。

サンダルを履くよりは裸足のほうがプレーしやすい。フィジアンは皮膚が厚いから多少の凹凸も平気なのかもしれない。

しかしグラウンドの端には割れた瓶が捨てられていたり細かい砂利で足を切ったりすることも在る。

パフォーマンス面でも安全面でもやはり「靴を履いた方がいい」という結論に至った。

それでもこの実験をやったことで彼らの痛みや強さがわかったし、グラウンド内の問題点も見えたものがあった。


「コーチもフィジアンスタイルに挑戦してる」という評価も得られた。

危ない(だろうから)推測でと決めつけていたものを、実体験から考察を経て答えを出せたことに意味があると思う。


実際にやってみて、なんで靴を履いた方がいいのか。の“なんで”の部分がより明確になった。

f:id:p1073:20171120185131j:plain





野球界で長年“正解”とされてきたレベルスイング指導。
ホームラン狙いのアッパースイングは否定され続けてきた。

しかしメジャーの統計からみても多くの選手がアッパースイングで結果を出し始めている。

「フライボール革命」である。

http://imgcc.naver.jp/kaze/mission/USER/20170717/26/2428476/84/1280x720xbfab819101341e502da2319.jpg

しかしそれも「外人はパワーがあるから」なんて屁理屈で片づけてきた日本人。

高校通算本塁打記録を塗り替えた清宮選手も二刀流で打撃も急成長の大谷選手もアッパースイングだ。

 

 

時代は変わってアッパースイングが当たり前になるのも考えられなくもない。

筋肉が未発達な子どもではバットのヘッドを支える負荷が増すため難しいことは事実だが長打が出やすい角度であることは間違いない。

 

http://imgcc.naver.jp/kaze/mission/USER/20170717/26/2428476/71/1280x720xd3ad8abe04690d1457c617a.jpg

 

長打を狙ったフルスイング。チームバッティングのコンパクトスイング。

勝つことも体験させたいけど、長打の快感だって野球の魅力だ。

なるべく強制はせずに選択肢を与えてのびのびやってもらいたい。

 

 

「天才」と呼ばれて鳴り物入りで球界に入っていく選手たち。

これまで異端とされていたアッパースイングを否定されても結果を出し続けてきたからプロになりメジャーになったのかもしれない。

 

「プロだから出来る」とか「アマだからダメ」とか

 

そんなんをもう一度疑ってやってみる。

 

NO SWING

NO HIT!!!!!‼

 

 

 

NO SWING NO HIT!!!!!

この世の人間は2つに分けられる・・・
スウィングする者とスウィングしない者だ。 

映画スイングガールズの劇中に何度も出てくる台詞です。

 

 

スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]

スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]

 

 

野球のシーンでも同じ台詞出てきます。

 

竹中直人すきだったな

 

 

  • 5年生のころ
  • なんで振れなかったのか
  • 振らないこと
  • 振ること
  • まず振ってみる

 

 

 

 

 

小学校5年生のころ。6年生が4人のチームですでにレギュラー入りしていた自分は上級生の試合にも出ていた。

 

対戦相手は殆どが上級生。

 

相手ピッチャーは市の選抜チームにも選ばれた剛腕投手。

 

球、めっちゃ早い。

公式戦の雰囲気。最終回7点差(リードされている)の壁。

ベンチからの応援という名のプレッシャー。

 

恐怖。

 

2球連続で見逃しあっという間の2ストライク。

ベンチの親父(当時監督)から怒号が飛ぶ。

 

振らなきゃ何も始まらない

 

何度も聞いた台詞。自分に対して言われたのは初めてだった。

 

恐怖でバットが振れないことなんて初めてのことだった。

 

怖い。振っても当たらないし、振らなきゃ怒られるし…

 

 

3球目インコース。飛び上がるようによけて盛大に転ぶ。

びっくりして涙が出る。

 

怖い。涙が出る。あの頃はすぐ泣いていた。

 

振らなきゃ何も始まらない

 

またかよ

 

この時の自分には‟諦めうる条件”充分に揃っていた。

 

上級生、剛腕、最終回7点差、それまでの打席の凡退

 

極めつけは恐怖。‟怖い”という感情が脳みその大半を支配していたと思う。

 

そりゃ身体は動かない。

 

なんで振れなかったのか。

 

最も大事な‟打ちたい”という気持ちがなかったから‟バットを振る”という行動を選択できなかった。

 

‟打ちたい”と思えば“打つために”どうすればいいのか、誰でもわかることだ。

「とりあえずバット振らなきゃ打てないっしょ」って話。

 

何かを諦めるときって意外とこうなりがち。

 

「苦手だから」とか「この前失敗したし」とか「調子悪いもん」とか

積極的に“出来ない理由”探しがち。

 

 振らないこと

 

振らなきゃ何も起こらない。

野球の場合は打席に立ってれば四死球の可能性もある。

それか見逃し三振しかない(一応振り逃げもある)

相手ピッチャー次第。

 

運命の舵を相手(他者)に委ねるということ。

自らの意思による行動を放棄することになる。

(「何もしない」という行動も時にはあるが)

 

振ること

 

振らなかった時の結果は以上の3パターンだが、バットを振った瞬間に結果の可能性は無限に広がる。

 

バットを振ればキャッチャーがボールを落とすかもしれない。

 

打撃妨害だって、振り逃げだってある。

 

ファールになればもう一度チャンスがある。

 

内野に転がせばイレギュラーだってエラーだっておこる。

 

誰もいないところに落ちればヒットだし

 

間違って芯を食えば長打だってありうる。

 

 

 

 

 

あの日の大嶋少年は‟打ちたい”という気持ちを忘れて嫌々バットを振った4球目。

打球はライトの頭上を越え結果的にはホームラン。

f:id:p1073:20171117074139j:plain

試合には負けたけど何かが変わった日だった。

 

親父は何も言わなかったけど嬉しそうだった。

 

 

あの日の成功体験があるからフィジーに来てる。のかもしれない。

 

青年海外協力隊として派遣されて5か月が経とうとしている。

 

恐怖で涙を流すことはなくとも、迷うことや足が重くなることは多々ある。

 

そんな時に“とりあえず”の一歩目が出せるように。

 

まずは振ってみる

 

振って初めて振り方がわかる。

 

バットの重さも、スイングの軌道も

 

振ってみないことにはわからない。

 

打てるかどうかじゃなくて‟打ちたい”かどうか

 

振るかどうか。

 

この世の人間は2つに分けられる・・・
スウィングする者とスウィングしない者だ

 

スイングする者に

 

 

NO SWING

NO HIT!!!!!‼

 

 

そんなわけでブログも始めてみようと思います。

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ